【面白い絵本】ユーモアたっぷり!読み聞かせにもおすすめ12選

面白い絵本なら親子いっしょに楽しめる!

子供とコミュニケーションが取れたり、子供の想像力を伸ばすなど、様々な効果を持つ絵本の読み聞かせ。絵本をたくさん読むためにも、なるべく飽きのこない面白い絵本を選びたいものです。そんなときは、読むと子供が笑顔になるユーモラスな絵本が大活躍。読み聞かせをしたときの子供の反応がかわいいと、お父さん・お母さんも楽しめて、読みきかせを習慣づけしやすくなります。この記事では、思わず笑ってしまう絵本を、年齢別に12冊ご紹介。ストーリーで引き込める絵本や、読み手の工夫が活かせる絵本を揃えました。子供と一緒に笑って元気になりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【1歳~2歳向け】面白い絵本おすすめ4選

ここからは、1歳~2歳児向けの面白い絵本を4冊ご紹介します。

おひさま あはは

作: 前川かずお  出版社: こぐま社
本体価格: ¥1,300+税

「おひさまがあはは」「おおきな木があはは」いろんな「あはは」が描かれています。難しい顔をした男の子が出てくるシーンでは、感情移入してしょんぼりしてしまう子供も。次のページでお母さんに抱っこされて笑顔になるシーンで、一緒に笑顔になります。お父さん・お母さんも、読んで笑顔になれる1冊です。

ねこガム

作・絵:きむら よしお 出版社:福音館書店
本体価格: ¥900+税

男の子がガムを噛みます。クチャクチャ、プーと膨らませると、風船のように膨らんだガムが猫の顔になっていて…1分で読めるほどの短いお話ですが、シュールなお話に子供は釘付けになります。クチャクチャ、プーの繰り返しフレーズにハマるナンセンスなユーモア絵本。

ねずみくんのチョッキ

作: なかえ よしを  絵: 上野 紀子
出版社: ポプラ社  本体価格: ¥1,000 +税

1974年発売以来愛されているねずみくんシリーズ。お母さんが作った赤いチョッキを着たねずみくん。いろんな動物が、「いいチョッキだね ちょっときせてよ」と着ていきます。「すこしきついがにあうかな?」という繰り返しと、おどけた動物の顔に引き込まれて、長く楽しめる1冊です。

わにさんどきっ はいしゃさんどきっ

作・絵: 五味 太郎  出版社: 偕成社
本体価格: ¥1,000 +税

虫歯が痛くて治療に来たわにさんと、わにさんが怖い歯医者さん。「こわいなあ…」「かくごはできた がんばるぞ」とお互いが同じことを思っているのに、立場が全く違うところが笑えるポイントです。「これを読んで子供が歯磨きをしれくれるようになった」というお父さん・お母さんも。わにさんと歯医者さんで声音を変えて読むと、わにさんたちの緊張感が伝わって臨場感が出ます。言葉遊びの面白さも堪能できる1冊です。

【3歳~4歳向け】面白い絵本おすすめ4選

ここからは、3歳~4歳児向けの面白い絵本を4冊ご紹介します。

ゴリララくんのコックさん

作・絵:きむら よしお 出版社:絵本館
本体価格: ¥1,200+税

ユーモラス絵本で人気のきむらよしお著のゴリララくんシリーズ第1弾。ゴリラのゴリララくんは、コックさんでちくわが大好き。うさぎのお客さんには、ちくわの穴に菜の花を入れてお料理を出します。魚も、オムレツも、ちくわも、ちくわの穴に入れます。愛嬌たっぷりのゴリララくんの表情は実にユーモアたっぷり。とにかく笑える絵本を探しているお父さん・お母さんにおすすめです。

キャベツくん

文・絵: 長 新太  出版社: 文研出版
本体価格: ¥1,300 +税

1980年刊行のロングセラー絵本。お腹が空いてキャベツくんを食べようとするブタヤマさん。「ぼくをたべるとキャベツになるよ!」「プギャ!」ブタヤマさんが空を見ると、そこには鼻がキャベツになったブタヤマさんが浮かんでいて…。ヘビがキャベツくんを食べたらどうなる?クジラが食べると?と、ブタヤマさんとキャベツくんが問答していくお話。ブタヤマさんの「プギャ!」がツボになる子供も多いです。日本の絵本賞「絵本にっぽん大賞」受賞作。

おならうた

原詩: 谷川 俊太郎  絵: 飯野 和好  
出版社: 絵本館  本体価格: ¥1,200 +税

丸々一冊、子供たちが好きな「おなら」がテーマになった絵本。原詩は「スイミー」の翻訳家・絵本作家として著名な谷川俊太郎さんで、リズミカルな短文が使われています。「いもくって ぼ」「すかして へ」など、おならが好きな子には大受けの一冊。親子で大笑いしたいときにおすすめです。

どうぶつにふくをきせてはいけません

作: ジュディ・バレット  絵: ロン・バレット  
訳: ふしみみさを  出版社: 朔北社  
本体価格: ¥1,200 +税

2005年刊行のロングセラーユーモア絵本。動物に服を着せてはいけません。なぜなら…?緻密なタッチで描かれた動物たちが、服を着ておかしなことになった姿を描いたユーモア絵本。針がいっぱいの山アラシは、とんでもないことになるし、キリンはネクタイをたくさんつけるので間が抜けてしまいます。ナンセンスでシュール、独特の言い回しにクスッと笑える絵本です。

【5歳~6歳向け】面白い絵本おすすめ4選

ここからは、5歳~6歳児向けの面白い絵本を4冊ご紹介します。

だじゃれどうぶつえん

文: 中川 ひろたか  絵: 高畠 純
出版社: 絵本館  本体価格: ¥800 +税

動物たちの名前にかけたダジャレが次々と繰り広げられる絵本。モモンガが川に流れてきて「おおきなモモンガどんぶらこ」さるのダンスで「サル ウィー ダンス?」かわいらしくユーモラスなイラストにも癒されます。言葉が増えて、ダジャレもわかるようになってきた子供に受けがいいと評判です。

もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう

作・絵: 土屋 富士夫  出版社: 徳間書店   
本体価格: ¥1,400 +税

おしっこをしたくて、デパートのトイレに駆け込んだヒデくん。でも、トイレは工事中で…乗ったエレベーターが屋上まで止まらなかったり、キリン用トイレは高すぎて使えなかったり、なかなかおしっこができません。最後はどうなるの?と子供はハラハラ。最後にはどんでん返しが待っています。誰でも「もっちゃう」経験があるから、「わかるわかる」と楽しめて、連帯感まで生まれます。話の展開で子供を惹きつけることができて、親子で笑える絵本です。

りゆうがあります

作: ヨシタケシンスケ  出版社: PHP研究所  
本体価格: ¥1,300 +税

MOE絵本屋さん大賞を3回連続受賞しているヨシタケシンスケ著の絵本。ぼくはハナをほじるクセがあって、「おぎょうぎがわるいから」いつもお母さんに怒られる。「ぼくもちゃんとしたりゆうがあれば、ハナをほじってもいいんじゃないだろううか。」と考えた男の子が、様々な「りゆう」を披露します。思わず「へー」と言ってしまう奇想天外なりゆうに、「思わず感心してしまう」「親子でクスリと笑えて、コミュニケーションのきっかけになった」という声も。子供の行動を注意するときに、つい理由を聞いてしまいたくなる一冊です。

もう ぬげない

作: ヨシタケシンスケ  出版社: ブロンズ新社  
本体価格: ¥980 +税

「ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって、もうどのくらい たったのかしら。」というインパクトのある一文から始まるお話。「このままずっとぬげなかったらどうしよう。ぼくはこのままおとなになるのかな。」服が脱げないまま生きていく将来を想像して葛藤する男の子。お腹が出たイラストもかわいらしく、「子供らしい想像に大爆笑した」というお父さん・お母さんも。最後のオチまでしっかり楽しんで欲しい絵本です。

「【面白い絵本】ユーモアたっぷり!読み聞かせにもおすすめ12選」まとめ

以上、ユーモアたっぷりの面白い絵本をご紹介しました。絵本の言い回しが難しくても、挿絵の力や、お父さん・お母さんの読み方で、子供を笑顔にすることができます。絵本は、子供の感情を豊かにするきっかけであり、親子のコミュニケーションをとるための道具でもあります。「ためになるか」どうかだけでなく、「親子で笑えるかどうか」という視点を、絵本選びの基準に加えてみてはいかがでしょうか。