我が家の次男は今年1年生になったのですが、最近は毎日たくさんの宿題を持ち帰ってきます。
そのなかでも「足し算」は、毎日苦戦しながらこなしている学習のひとつ。宿題のプリントでは「お菓子」や「動物」など、さまざまアイテムに例えて分かりやすく解説してくれていますが、なかなか頭に入ってこない様子……。
そんな次男と一緒に、数字に触れながら学べる「タシテケス」のアプリを試してみました!
「タシテケス」の概要と入手方法
「タシテケス」は、ひと筆書きでなぞって合計を「10」にするゲームアプリです。足し算の要素とパズルゲームを合わせたような内容で、シンプルながらも戦略性も必要なゲームになっています。
※設定によって合計の数を「15」と「20」に変えることもできます。
入手方法 | App Store:https://apps.apple.com/jp/app/たして10にするパズル-タシテケス/id1474403162 GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.Motto.sumgame&hl=ja&gl=US |
価格 | 無料 |
追加課金 | なし |
提供元 | MASAYOSHI TADA |
提供元(作成者)はMASAYOSHI TADAさんという個人クリエイターで、玩具のプログラマーを経て、現在はスマートフォン向けのアプリ開発を行っているそうです。このアプリは、2019年のGoogle Play Indie Games Festival 2019(Japan) のTop20にも入選しているとのこと。
アプリのコンテストがあることを初めて知ったのですが、ダウンロードする前から「きっと優良なアプリなのだろう」と期待が高まりました。
「タシテケス」の遊び方
タシテケスの遊び方はとにかくシンプル。ブロックをなぞると数字が出てくるので、上下左右にスライドさせて、合計が10になるように指を動かすだけです。
ブロックの数字をいくつかタップすると、同じタイミングで画面の上部に「1+4+5=10」というような、足し算の式がでます。足し算が理解できていなくても、計算は自動でしてくれるので「足し算ができている気分」を味わえます。
アプリを起動させたあと、何の説明を読まなくても直感的にすぐにスタートできたので操作性の良さはバッチリ。低学年の子どもでも、保護者のお手伝い不要で自分でゲームを進められるのはありがたいです。
「タシテケス」はレベルアップすると大人でも難しい!
タシテケスのレベルは1~5まで設定されていて、初期段階では各100問ずつにチャレンジ可能です。101問目以降は100問を終えたら出てくる仕組みで、各レベル最大1,000問まで用意されています。
レベル1では少ないブロックで簡単な計算を繰り返していくのですが、レベルが高くなってくると、計算力だけではなく戦略性が問われます。レベル5の問題に私もチャレンジしましたが、ヒントなしではなかなかクリア出来ませんでした……。
上下左右を足して「10」にしていくわけですが、「8」や「9」に組み合わせる数字は限られてきます。そのため、どのブロックを隣同士にすべきかを考えていかなくてはいけません。
上下左右の合計が10になる箇所を見つけてスライドすると、テトリスのようにブロックが消えて残った部分が移動します。この動きを予測して、残るブロックの位置を上手くコントロールしないと「8」の上下左右がどれも「3」以上の数字になってしまったりするわけです。
小学1年生の足し算の練習に良さそうと思っていたのですが、大人でも脳トレとして楽しめるアプリでした。
「タシテケス」で遊んだ子どもの感想
小学1年生の次男は「楽しいからもっとやりたい!」と言って、休憩を挟みながら何度もプレイしていました。
足し算の学習というよりはブロックを消すゲームとして遊んでいたようですが、数字もしっかり確認していました。1つの問題が短く、どんどん次に進めるので「クリアしている達成感」を味わうことができ、リズムよく取り組めます。
中学3年の長女はレベル5にチャレンジしてみたのですが、「難しい~!」と言いながらも集中してプレイしていました。全体的にとにかくシンプルな作りなので、長く続けていくと少し単調に感じることはあるかもしれません。ですが、毎日の学習ルーティンや勉強前のウォーミングアップとして役立ちそうです。
「タシテケス」のおすすめポイント
タシテケスは完全無料で遊べるアプリで、課金システムはありません。
広告は5分おきくらいに画面に出てきましたが、同類のパズルや脳トレ系の宣伝が多かったです。無料のアプリだと広告の質があまり良くないことが懸念点ですが、このゲームは比較的安心して遊べそうだと感じました。(広告の頻度や内容はその時々で異なります。)
またゲームの機能のなかに「誰か手伝って」と「この問題解けたよ」という2つのボタンがあります。それぞれをタップするとメールやBluetoothなどの選択肢が出てきて、保護者やほかの端末に共有可能です。
「手伝って」の機能のほかに「ヒント」を出してもらえるボタンもあります。ヒントは3回まで利用可能で、4回目以降は広告を視聴することで使えるようになる仕組みです。広告はある程度の長さを視聴しないといけないのですが、前述したように安全性の高いものが多かったのであまり負担には感じません。
シンプルでゲーム内容も分かりやすく、操作性もよくスッキリしたアプリという印象で、コンテストに入賞するのも納得です。
「タシテケス」はシンプルなアプリを求めている人に最適
タシテケスには課金システムがなく、かと言って過剰な広告もないので、アプリとしての使い勝手は非常に良いと感じます。
学習よりはゲームに近いアプリですが、子どもにとっても気軽に遊べる内容なので、ぜひ続けて欲しいと思いました。繰り返し問題を解いていくことで数字にも慣れて、足し算への苦手意識も無くなりそうです◎