お腹の中の赤ちゃんになにかしてあげたい。気持ちを穏やかに過ごしたい。そんなときにぴったりなのが「胎教絵本」です。絵本を読み聞かせすることでお腹の中の赤ちゃんへ優しくコミュニケーションを取ることができ、語りかけるママも穏やかな気持ちで過ごすことができるのです。そこで今回は胎教にいいおすすめの絵本をランキング形式でお伝えします。お母さんにとっては目で見て声に出して楽しい絵本。赤ちゃんにはお腹の中で聞いて楽しい。そんな絵本を選んでみました。
胎教絵本の読み聞かせってどんな効果があるの?
絵本の胎教の根拠にはまだ科学的な「何冊読んだら10年後には学力がこれだけあがりましたよ」という結果はありません。しかし、胎内にいる24週前後からは聴覚が発達してくるため、赤ちゃんは実際に生活音やママの声を聴いている言われています。音は聞こえていてもまだ内容は理解できないのになぜ絵本が胎教にいいのでしょうか?ここでは2つにわけてお伝えします。
ママがリラックスできる
1番の理由はママが赤ちゃんとつながっていると感じ心が穏やかになるからです。リラックスすることで自然と呼吸も深くゆっくりになっていきます。また妊娠中は不安な気持ちが芽生えることもあるかと思います。そこでゆったりとした気持ちで絵本を読み聞かせることで、お腹の中にいる赤ちゃんへの愛情や親としての自覚をもたらすとも言われています。
赤ちゃんの脳や感受性が発達する
生まれたばかりの赤ちゃんはママのお腹の中で聴いた音を探すとも言われています。それだけ胎内にいる時から様々な音やリズムに触れられるということです。お腹の中にいるうちから絵本を通じて、様々なリズムやお母さんの楽しそうな声を聞くことは赤ちゃんにとって良い効果がもたらされるでしょう。
絵本をいつから読み聞かせたらいいの?
では一体いつから絵本を読んだらいいのでしょうか。胎児の聴覚は、24週前後から働き始めると言われています。この時期になるとお腹も大きくなる時期でママも身体的に不安も出てくるかもしれません。そんな時にママが優しい気持ちになれるような絵本や、これから出てくる新しい世界は楽しい世界ということが伝わるような絵本を選び、読み聞かせることは親子にとってかけがえのない時間になるでしょう。
胎教絵本の選び方
胎教にいい絵本といっても、どうやって見つけたらいいかわからないですよね。また赤ちゃんへの気持ちが熱心であればあるほど「いいものを選ぼう!」と気合が入るかもしれません。しかし絵本を読み比べをしたり試し読みをしようにも書店に行って長時間立つこともできません。そこで胎教によい絵本の選び方についてわかりやすく2つにまとめてみました。
ママ自身が気に入った絵本を選ぶ
お腹の中にいる赤ちゃんはまだ言語を理解していません。ママの声のトーンや言葉のリズムに反応すると言われています。ですから一番大切なのは評判がいい本を選ぶのではなく、ママ自身が読んでいて楽しそう、見た目が好き、といった気に入る部分がある絵本を選ぶことです。ワクワクしながら楽しそうに読むお母さんの声を子供はお腹の中で聞いているはずですよ。
ページ数が少なくシンプルな絵本がおすすめ
なぜシンプルな絵本がおすすめかというと、絵本から受ける過度な刺激が少ないからです。絵本の中には少し刺激的な内容、心がざわつく絵本、逆に開くだけで安心する絵本。様々な絵本が存在します。ママのメンタルは赤ちゃんと繋がっているとも考えられています。読んでいる際に少し呼吸が浅くなる心が乱される本よりも、胎教に選ぶ本はできるだけ穏やかでリラックスできる絵本がおすすめです。
胎教絵本のおすすめランキング10選
じゃあじゃあびりびり
作: まつい のりこ 出版社: 偕成社
本体価格: ¥600 +税
初版が1983年刊の超ロングセラー。 「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあじゃあ」楽しく鮮やかで分かりやすい絵とリズミカルなことば。大人が声に出しても楽しいとても考えられた擬音語ばかりが載っています。ファーストブックとしても大人気の絵本です。お子さんが生まれたあとは2人で一緒にぜひ読んでみてくださいね。
ちいさいあなたへ
作:アリスン・マギー 絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわ ちひろ 出版社:主婦の友社
本体価格: ¥1,000 +税
すべてのお母さんとその子供たちにという導入から始まるこちらは、発売直後からアメリカ中のママたちを大号泣させたと話題の本です。誰もが一生の宝物にしたくなる絵本と言われています。普遍の真実が、あたたかな絵とシンプルな言葉で語りつくされ、読む人たちの涙をさそいます。かけがえない赤ちゃんの宝物のようなひとときを教えてくれる本です。
ごぶごぶ ごぼごぼ
作:駒形 克己 出版社:福音館書店
本体価格: ¥800 +税
グラフィックデザイナーとしても世界的有名な駒形克己さんが、初めて手がけられた赤ちゃん絵本です。まだ視力もおぼつかない赤ちゃんが、どんな形や色に、そして音や展開に反応するのだろうか。丁寧に考え作られています。ママがみても楽しく、生まれた後も長く読んでもらえる絵本です。
みんなうまれる
作:きくち ちき 出版社:アリス館
本体価格: ¥1,400 +税
すべてのものにある“うまれる瞬間”を、美しく描いた絵本です。開いて目で見て楽しく心が穏やかになります。きくちちきさんが描く「たんじょうの話」は、やわらかくて、あたたかくて、美しい。きれいなものをみてリラックスしながら赤ちゃんに話しかけたいときにおすすめの一冊です。
うたえほん
絵:つちだ よしはる 出版社:グランまま社
本体価格: ¥1,500 +税
お腹の中の赤ちゃんになにか歌を歌ってあげたい、そんなときにぴったりなのがこちらの絵本です。童謡が26曲、楽譜と可愛らしい挿絵つきで描かれています。なんとなくしか知らなかった童謡の2番を知ることができたりと、読んで歌って楽しい絵本です。
あなたがだいすき
作・絵: 鈴木 まもる 出版社: ポプラ社
本体価格: ¥800 +税
鈴木まもるさんが描くやさしいタッチで、つぎつぎページをめくるごとにあらわれる「だいすき」のかたちが描かれた絵本です。わたしはあなたがだいすきです。あなたがいるだけで、わたしはしあわせ…。あたたかいイラストと優しい文章で、人に愛されている素晴らしさ、愛を与える喜びが伝わります。大切な人を想う気持ちがつまった1冊です。ぜひお腹の中の我が子に語るように読んであげてください。
うまれてきてくれてありがとう
作: にしもとよう 絵: 黒井 健 出版社: 童心社
本体価格: ¥1,300 +税
かみさまが、 『うまれていいよ』っていってくれたから・・」 クマくんやぶたくん、ほかの動物たちはみんなママと一緒です。 ぼくのママは、どこにいるの? 「あなたは、世界でたった一人のかけがえのない存在。 うまれてきてくれて、ありがとう。」というメッセージを絵本を通じて、親から子へ伝えることができる1冊です。胎教としてはもちろん、生まれたきたあと子どもの自己肯定感を育み、かけがえのない命の誕生を親子で喜びあうことができます。
レインボウブックス いのち
作: 真砂 秀朗 山岸 智幸 絵: 真砂 秀朗
出版社: 三起商行(ミキハウス) 本体価格: ¥826 +税
水彩で描かれた美しいいのちを描いた本です。鮮やかなビジュアルでファーストブックとしてもぴったりです。コントラストのある切り絵風のイラストがかわいらしく、自然の動物たちといのちの大切さ描いた物語です。1990年に発刊された本で長く愛されている1冊になります。
おへそのあな
作: 長谷川 義史 出版社: BL出版
本体価格: ¥1,300 +税
命の誕生を楽しく描いた絵本です。おへそのあなから外を覗いているのは、お母さんのお腹の中にいる赤ちゃん! 今はまだ生まれる前の、小さな小さな赤ちゃん。だから見える景色はさかさまです。お腹の中の赤ちゃんが主人公のさかさまの世界を鮮やかに描いた優しい一冊です。
どんなにきみがすきだかあててごらん
作: サム・マクブラットニィ 絵: アニタ・ジェラーム 訳: 小川 仁央 出版社: 評論社 本体価格: ¥600 +税
「どんなに、きみがすきだか あててごらん」そんなのわからないよ、というデカウサギに向かって、チビウサギは腕を思いっきり伸ばして言います。「こんなにさ」とお互いを想う気持ちを競い合う、なんて純粋で濃密な時間の物語です。愛おしさが詰まった一冊をぜひお腹の中のお子さんに語りかけてみて下さい。
胎教絵本のおすすめランキング10選!読み聞かせの効果や選び方も紹介 まとめ
今回はママも楽しみながらリラックスしながら読める絵本をご紹介しましたがいかがでしたか?長く読んであげられる作品が見つかれば、胎教のために買った絵本を生まれたあとのお子さんと読むこともできるかと思います。ご紹介したサイトでは数ページ試し読みができる作品もありますので、どの本が楽しく読んであげられるかを考えながらぜひ楽しく選んでみてくださいね。限れられた妊娠生活を楽しく過ごせますように。