昔話の絵本おすすめ12選!人気の絵本セットやいもとようこ作品も

昔話の絵本を選ぶときのポイント

昔話の絵本はどれも長く愛されているロングセラーの絵本たち。長年愛され続けているのには理由や人を惹きつける魅力があります。今回は愛される昔話の定番とされる絵本を、「3~4歳」「5~6歳」など対象年齢ごとに紹介していきます。さらに昔話といえば喜ばれるプレゼントにもなりますね。昔話の絵本の代表格のいもとようこさんのおすすめもまとめてみました。昔話を懐かしい気持ちで読むことはもちろんまだ読んだことない作品もあるという方は、お子さんと一緒に読まれてみるのはいかがでしょうか?

子供の年齢に適している絵本を選ぶ

年齢によって興味を持つことできることの幅があります。物語の理解や興味が始まる3~4歳なら優しい穏やかな展開の物語がおすすめです。5〜6歳ですと、文字への理解が始まります。しかし大人のように絵と文字が同時に頭に入ってくるわけではありません。字に集中してしまい、物語が蔑ろになってしまいます。そこで文字も読みやすく、あまり過度な負担にならない程度の絵本がおすすめです。

絵本のストーリーを確認する

昔話は元々各地で伝承されていたものです。言い伝えられてきたことを読みやすく書きなおした「再来絵本」というものもあります。当時の子供たちに向けて書いた絵本ですので、今で話さないような古き良き言葉もたくさん出てきます。また絵本によっては少し難しい言葉や内容、今の時代とは違った価値観、世界観なども多く見受けられます。「この絵本難しい…」という印象で終わらせないよう、ぜひお子さんの年齢にあった絵本を選んでみてくださいね。

迷ったときは好みのイラストの絵本を選ぶ

有名な昔話は数多くの作家さんより複数発刊されています。そのためどの本がいいのか悩んでしまう時もありますよね。そんな時は好みのイラストで選ぶことをおすすめします。絵本は一度開いたら終わりではなく何度も読み返す本です。「少し怖い…」「読みにくい…」と言った抵抗がある本よりも、絵を見たいから読みたいとなるような親子で手に取りやすい絵本を選ぶことをおすすめします。

昔話の絵本|3歳~4歳におすすめ3選

へっこきあねさがよめにきて

作:大川 悦生 絵:太田 大八 
出版社:ポプラ社 本体価格: ¥1,000 +税

タイトルの通り「屁」がメインテーマのこの作品。とても痛快な物語ですので、親子で笑える本です。擬音語も多く、お子さんと一緒に笑いながら声に出して読みたくなる絵本です。少し言い回しが難しい言葉も出てきますが、擬音語や「屁」の内容が目立つためそこまで気にならずすんなりと読んでいるそうです。1972年に刊行されて世代を超えて愛されている絵本です。ぜひ一緒に笑いながら声に出して読んでみてくださいね。

ももたろう

作・絵:いもと ようこ 出版社:岩崎書店 
本体価格: ¥700 +税

いもとようこさんが描くどの世代もご存知のももたろうです。優しいタッチで描かれるももたろうは目で見て読んでみて楽しい絵本です。もももたろうは動物も多く出てきますので、子供からみても目を引く絵本です。またなももたろうの歌の歌詞も出てきます。実は6番まであるもももたろうの歌。歌詞を見ながらお子さんと口ずさんでみてくださいね。

うらしまたろう

作:大川 悦生 絵:村上 幸一 
出版社:ポプラ社 本体価格: ¥1,000 +税

鮮やかなタッチで描かれた絵本です。内容はオーソドックスにかめを助けた若者は竜宮へ行きます。そしてみやげにもらった玉手箱をあけると・・・。というおなじみのストーリーです。絵の村上先生の鮮やかな色使いが非常に目を引く作品です。龍宮城の鮮やかさをぜひ親子で目でも楽しみながら読んでみてください。

昔話の絵本|5歳~6歳におすすめ3選

日本名作おはなし絵本 かちかちやま

絵: 井上 洋介 出版社: 小学館 
本体価格: ¥1,000 +税

おばあさんを殺されたうさぎの敵討ちのお話です。かわいがってくれたおばあさんが、たぬきにだまされ殺されてしまいました。嘆き悲しむおじいさんにかわって、うさぎはかたきを討とうとします…というお話です。昔話の名作を千葉幹夫先生の文章と井上洋介先生の絵でおくります。敵討ちなど少し残酷さも見えるこの1冊。5~6歳になり色々と分かるようになってきたお子さんには色々と新しい発見がある絵本になるかもしれません。

日本名作おはなし絵本 かぐやひめ

作: 舟崎 克彦 絵: 金斗鉉 
本体価格: ¥1,000 +税

長く親しまれてきた日本最古のお話です。かぐやひめは、『竹取物語』もしくは『竹取の翁物語』と言う名で、長い間日本人に親しまれてきた、日本最古の創作物語のひとつだそうです。舟崎先生の流麗な文章と金斗鉉先生の繊細で美しい絵が、読む者を平安の昔へと、誘います。子供も大人も美しい絵本と物語に入り込めます。

日本名作おはなし絵本 こぶとりじいさん

作: 市川 宣子 絵: 石井 聖岳 
出版社: 小学館 本体価格: ¥1,000 +税

楽しそうに歌い踊る天狗たち。かげでそれを見ていたおじいさんは、思わず天狗たちの輪の中に入って、いっしょに踊りだします。天狗とおじいさんの陽気なお話は思わず笑みがこぼれます。楽しむことの大切さを教えてくれるそんな明るい絵本です。市川先生の文章と石井先生のユーモラスな絵が見事にマッチした作品です。

昔話の絵本セットはギフトにもおすすめ!

いもとようこの日本むかしばなし(全12巻セット)

作・絵:いもと ようこ 出版社:金の星社 
本体価格: ¥16,800 +税

いもとようこさんの絵本12巻セットです。「おむすびころりん」「さるじぞう」「はなさかじいさん」をしっぽのつり」「かもとりごんべえ」「かぐやひめ」「さるかにがっせん」「ももたろう」「つるのおんがえし」「こぶとりじいさん」「うらしまたろう」「いっすんぼうし」が収録されています。どれも優しいタッチと色使いで描かれた作品です。

よみきかせ日本昔話セット 全12巻

出版社:講談社 本体価格: ¥14,400 +税

こちらの日本昔話セットは春夏秋冬で3冊ずつ分かれており、合計12冊がセットになっています。それぞれ年齢も「3〜4歳」「4〜5歳」「5〜6歳」と分かれており季節と年齢に合わせて選ぶことができます。掲載作品は、春が「おむすびころりん」「ももたろう」「はなさかじいさん」夏が「わらしべちょうじゃ」「いっすんぼうし」「うらしまたろう」秋が「へっこきよめさま」「さるかにがっせん」「さんまいのおふだ」冬が「かさじぞう」「かもとりごんべい」「つるのおんがえし」です。

てのひらむかしばなし 第1集(全10冊セット)

作:長谷川 摂子 出版社:岩波書店 
本体価格: ¥8,400 +税

手のひらサイズの昔話10冊の絵本セットになります。作品は「ももたろう」「かちかちやま」「したきりすずめ」「うろこだま」「へこきあねさ」「やまんばとがら」「つるのおんがえし」「さばうりどん」「十二支のはじまり」「だんだんのみ」です。持ち運びに楽なサイズですので、外出時にも活躍する絵本です。(144文字)

昔話の絵本といえば!人気絵本作家いもとようこの作品3選

つるのおんがえし

作・絵: いもと ようこ 出版社: 金の星社 
本体価格: ¥1,400 +税

儚く美しいつるのおんがえしは、昔話の中でもトップクラスの人気を誇る作品です。つるを助けた若者のもとに、それはとてもきれいな女性がやってきました。美しい布を織りますが、「けっしてのぞかないでください…」と誰にも織っている姿を見せません。一体どんな理由があるのでしょうか。いもとようこさんのタッチで描く美しい物語です。

うらしまたろう

作・絵: いもと ようこ 出版社: 金の星社 
本体価格: ¥1,400 +税

いじめられていた亀をたすけたうらしまたろう。お礼に竜宮城で乙姫様の歓待を受け、玉手箱を土産にもらいます。しかし、戻ってみるとまったく見知らぬ土地になっていて、たろうはつい姫との約束を破り、玉手箱を開けてしまいます…という昔から伝わるうらしまたろうのお話です。いもとようこさんの優しいタッチとイラストと文のわかりやすさが人気の一冊です。

さるかにがっせん

作・絵: いもと ようこ 出版社: 金の星社 
本体価格: ¥1,400 +税

かにがおにぎりを拾うと、かにからおむすびをとりあげた、ずるがしこいさる。そのうえ、かにが大切に育てた柿の実まで横取りし、おまけに青柿をかににぶつけてしまいます。怒ったかには…というこちらも皆さんご存知の有名なさるかに合戦のお話です。わかりやすく親しみやすいいもとようこさんのイラストで描かれた一冊です。

昔話の絵本おすすめ12選!人気の絵本セットやいもとようこ作品も まとめ

今回は昔話の絵本について選ぶコツから年齢別、ギフト、そしていもとようこさんの作品別とご紹介してきましたがいかがでしたか?それぞれ同じ昔話でも作家さんによって表現が違うことも昔話の絵本ならではです。そのため、お母さんお父さんが知っている本と少し違った内容の絵本をあえて選んでみるのもよし。自分が小さい頃読んでもらった本と全く同じ本を選んで懐かしい気持ちで読んでみることもできます。語り継がれる昔からの物語をぜひ親子で楽しんでみてくださいね。