【2歳向け絵本】おすすめ9選!イヤイヤ期でも楽しめる絵本を紹介

2歳というと言葉も増えて、色々自分でやりたい!と思う子が増えてくる年齢ですね。絵本を選ぶ時はもちろん「自分で絵本を読みたい!めくりたい!そうでなければイヤ!」ということも多くなってきます。周りからいいと聞いて読ませてみたけど、全然読み返そうとしてくれない……ということもあるかと思います。そこで今回は、2歳のお子さん向けの絵本の選び方や、イヤイヤ期さんでも楽しめる絵本についてまとめていきます。お子さんが楽しいと思える一冊をぜひ選んでみてくださいね。

2歳は自我が芽生える時期

2歳はできることはもちろん、発語も1語から2語に増えて、お返事ができたりと意思疎通が少しずつできるようになってきます。そんな2歳の発語やコミュニケーションの楽しさを知るのに絵本はぴったりです。また「色々なことを知りたい!」と思う時期でもあるので、興味の幅を広げるきっかけとしても絵本は役立ちます。

イヤイヤ期の間は感情がまっすぐに飛んできて気持ちが滅入ってしまうときもあるかと思います。そんなときはパパもママも一呼吸おいて読み聞かせをしてみるのはいかがですか。色鮮やかな絵本や様々なキャラクターと一緒に絵本の世界を体験することでお子さんの気持ちはもちろん親子でのコミュニケーションになるかと思います。

2歳向け絵本の選び方

それではここからは2歳さん向けの絵本の選び方について簡単に説明していきます。「子どもの好きなものを題材にしたもの」「生活習慣を身に着けられる内容」「イヤイヤ期を乗り越えるヒント」などそれぞれポイントごとに解説していきますね。

子どもの好きなものを題材にしたもの

2歳は自分のこだわりも出てくる時期です。まだ絵本に馴染みが薄い子もいます。まずは絵本は楽しいと思ってもらうことが大切です。ですから、いちばん大切なのはお子さんの「好き!」が感じられる題材の絵本を選ぶことです。

生活習慣を身に着けられる内容もおすすめ

生活習慣を身につけるなら、お子さんが自分でもできるかな?と思うような真似したい絵本を選ぶのがおすすめです。例えばお着替えや歯磨きトイレの習慣も、だいすきなキャラクターが行っていることでより身近に感じられます。自分でもやってみようかな?とマネっこのきっかけになるかもしれません。

イヤイヤ期を乗り越えるヒントも

なにもかもがイヤ!となるイヤイヤ期ですが、絵本のキャラクターが同じことをしていたらどうでしょうか?不思議と客観的に感じられるかもしれません。あくまでも自分自身ではなくキャラクターが自分と似たことを行っていることで、少し気づく部分があるかもしれませんね。イヤイヤ期こそぜひ絵本を活用してみてくださいね。

【2歳向け絵本】テーマ別おすすめ人気絵本

それではここからは2歳向けのおすすめの人気絵本を「2歳児の「好き!」がつまった絵本」「生活習慣を学べる絵本」「イヤイヤ期に楽しく向き合える絵本」の3つのテーマに沿ってご紹介します。

2歳児の「好き!」がつまった絵本

ここでは、好きがつまった幸せな気持ちになれるような絵本をご紹介していきます。

ぐりとぐら

作: 中川 李枝子 絵: 大村 百合子 出版社: 福音館書店

ロングセラーの絵本といえばぐりとぐら。あらすじはお料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまり大きくて運べません。そこでフライパンをもってきて、その場で料理することにしました。カステラを焼くにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……というとてもカステラを食べたくなる絵本です。食べることがだいすきなお子さんにはぴったりな1冊です。

ねずみさんのながいパン

作: 多田 ヒロシ 出版社: こぐま社

しっぽに緑のリボンをむすんだねずみさん。ながいパンをもってどこにいくのかな?中央にらせん階段のあるピンクのおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思っていると……という、何度ページをめくっても楽しい、子どもたちに人気がある一冊です。分かりやすいお話で少しストーリーがある絵本に挑戦したいと思う2歳さんにぴったりの絵本です。

いろいろごはん

作: 山岡 ひかる 出版社: くもん出版

ほかほか、まっしろなごはんたちが、ことばのリズムにのって、いろんな料理に変身します。おにぎり、のりまき、おちゃづけ、ぞうすい……。大好きなごはんのことを、いろいろおしゃべりしながら楽しんでほしい、“おいしい”絵本です。どのごはんの種類も山岡ひかるさんのかわいいタッチで描かれています。

生活習慣を学べる絵本

ここではお子さんが真似したい!と思う絵本をご紹介していきます。

パンツのはきかた

作: 岸田 今日子 絵: 佐野 洋子 出版社: 福音館書店

「はじめに かたあし いれるでしょ」パンツのはきかたを、ユーモラスに描かれています。歌のようなリズミカルな文章と、こぶたの女の子の真剣な表情に思わず笑みがこぼれる1冊です。おむつのパンツタイプやパンツに移行する時期に自分もやってみようかなと思える絵本です。

はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!

作: くぼ まちこ 出版社: アリス館

歯磨きがきらいなたっくん。でも、「しゅっしゅっぽー!」と、はみがきれっしゃがやってくれば、どんな子の口もあーんと開きます!前の歯についたにんじん、奥の歯にはさまったおにく、つぎつぎきれいにしていきます。読み聞かせしたあとは歯磨きをしてくれると話題の絵本です。柔らかなタッチの絵柄と、子どもの気持ちに寄り添った作品で歯磨きが楽しくなる1冊です。

ごあいさつなあに

作・絵: はた こうしろう 出版社: ポプラ社

クーとマーはふたごのこぐま。「おはよう」虫や小鳥にごあいさつすると、みんなにこにこ答えてくれます。そこへ、おともだちがやってきて、「あそぼう」「いれてー」みんなでなかよく遊びました。ごあいさつは、お友達への第一歩が踏み出せる魔法の言葉です。クーとマーと一緒に楽しく挨拶のことばをおぼえられる絵本です。

イヤイヤ期に楽しく向き合える絵本

ここでイヤイヤ期に楽しく向き合える本をご紹介していきます。

ねないこ だれだ

作・絵: せな けいこ 出版社: 福音館書店

時計が9時を指して鳴ります。ボン、ボン、ボン…。「こんな じかんに おきてるのは だれだ?」ふくろうにみみずく、どらねこ、それともどろぼう?いえ、いえ、夜中に起きているのは……おばけ!というお話。絵本は読んだことがなくてもおばけの絵を見たことある方は多いのではないでしょうか。一度見たら目が離せなくなる魅力。「怖いけど、好き」そんな感情がこの絵本が永遠に愛され続けている最大のポイントなのかもしれません。

ぞうちゃんの いやいや

作: 三浦 太郎 出版社: 講談社

プリンが嫌いなぞうちゃんは、「プリン いやいや」。でも、大好きなおうどんには、「おうどん もっかい」。この絵本は「いやいや」と「もっかい」の繰り返しを楽しむ作品でもあります。まさにイヤイヤ期を可愛らしく描いた1冊です。「ぞうちゃんは、おうどんが好きなんだって、一緒だね。」「ぞうちゃんと一緒ならお風呂もいやじゃないかな?」とぞうちゃんを通して、コミュニケーションを取るのにもピッタリの作品です。

あーんあん

作・絵: せな けいこ 出版社: 福音館書店

「ほいくえんに いくのは いいけれど/かあさんが かえっちゃ いやだよー」。「あーん あーん」と泣くぼくにつられて、友だちも「みんな そろって あーん あん」。涙がどんどんたまって海みたいになったら、「あらあら さかなに なっちゃった」。でも、大丈夫。先生からの電話で、バケツと網を持ったお母さんがやってきて「ぼくを たすけて くれるでしょ」……というお話です。イヤイヤ期の時期に読むのにぴったりの内容と可愛らしいイラストが得意な、せなけいこさんが描く1冊です。

【2歳向け絵本】おすすめ9選!イヤイヤ期でも楽しめる絵本を紹介 まとめ

2歳向けの絵本の選び方から、イヤイヤ期でも楽しめる絵本のご紹介をしていきましたが、いかがでしたか?長く愛されているロングセラーの本も多く、パパもママも楽しみながら読める絵本がたくさん揃っています。色々なことを「自分でしたい!でもうまくできない!」という可愛らしい葛藤を全身で表現する2歳さん。そんな中でも親子で楽しめる絵本が1つでもあると、またお子さんの世界は変わってきます。ぜひ親子でお気に入りの一冊を選んでみてくださいね。