理科の勉強ができる本「ヤバい科学図鑑」で科学の疑問を解決!

この春中学校に入学したわが家の中1の娘。
初めての定期テストを終えた感想は「理科がイマイチ。実験は楽しいけれど、習うことが小学校より多くて嫌いになりそう。。。」

ちょっと待って!中学生活はまだ始まったばかりです。もっと勉強を頑張って!と叱咤激励したいところですが、さらに嫌いになられては困ります。
理科に少しでも興味を持ってもらえそうな本を探していたところ、「学校では教えてくれない ヤバい科学図鑑」を発見!定期テスト対策とはまた違った視点で理科・科学の面白さを伝えてくれそうです。

「学校では教えてくれない ヤバい科学図鑑」の概要

SB Creative出版の「学校では教えてくれない ヤバい科学図鑑」は、単行本と同じ46版の全168ページ。著者のるーいは科学に関する不思議や疑問を解説したYouTubeチャンネルを運営し、チャンネルは登録者数54万人を越える人気コンテンツとなっています。
税込み1,320円でamazonや書店で購入できます。

Chapter1 ヤバい宇宙の話
Chapter2 ヤバい生き物の話
Chapter3 ヤバい物質・現象の話
Chapter4 世界のヤバい話

の4章から構成されている「学校では教えてくれない ヤバい科学図鑑」。

もしも〇〇がなかったら?と、想像したくないけれど、現実に起こってしまったら私たちはどうなるの?と恐怖を感じてしまう「ヤバい」話が盛りだくさんです。
小学生や中学生が「何このタイトル!?ちょっと面白そう」と手に取って読んでみたら、実は理科の勉強につながるまめ知識が詰まった1冊となっています。

オールカラーのイラストで読みやすい

Chapterごとに色分けされたページと、イメージを膨らませやすいイラストで、難しい科学の現象をわかりやすく解説。宇宙は超低温のマイナス270℃なのにすぐに凍え死なないのはなぜ?衝撃波の正体とは?と、専門的な話もイラスト付きなのでスラスラ読めてしまいます。

全ての漢字にふりがな付き!

小学校低学年で学習しない漢字も多い本書ですが、全ての漢字にふりがなが付いているので、何歳からでも手に取って読むことができます。小さいうちから科学や理科の分野に興味を持ってもらいたいお子さんへのプレゼントにも最適です。中1の娘も専門用語の漢字にふりがながふってある方が読みやすいようです。

もっと知りたい時はYouTubeでチェック

1ページ1テーマの簡潔な内容のため、興味を持った項目は、該当する「るーいのゆっくり科学」のYouTubeチャンネルをチェック!YouTubeのコンテンツで、さらに詳しい科学の現象や「ヤバい」話の続きを知ることができます。

中1の娘の感想〜理科の勉強も悪くないね〜

「このタイトル、めっちゃ面白そう」と、本のタイトルに惹かれて早速読み始めた中1の娘。理科というキーワードを出さずに、どこまで読み進められるか心配でしたが、数日後、「ヤバい科学図鑑、あっという間に読んじゃった。面白かったよ。」と笑顔で答えてくれました。

そこで、娘のおすすめポイントをいくつか聞いてみました。

学校の朝読書の時間にぴったり!

中学生になると、学校の授業だけでなく、部活、塾、習い事と忙しく、自由時間がかなり減ってしまいます。
そのため、授業の合間の休み時間やスキマ時間をいかに活用するかが重要になってきます。娘は15分ある朝読書の時間に本書を読むことにしました。

時間に制約がある中での読書なので、1ページ1テーマの数分で読み終わる内容は頭に入りやすく、時間になったらさっと切り上げられる点がよかったそうです。

理科と社会の勉強はつながっている

世界各地で起こる不思議な現象が、地形や気候によって引き起こされる話題が多いChapter4の「世界のヤバい話」。
社会の地理が好きな娘は「理科の話かと思って読んできたけれど、社会で習った海流や気候、地形の特徴も出てくるんだね。もしかして理科と社会は関係している?」と興味深そうにしていました。

理科の中にも好きな分野があるかもしれない、と思えたことは、理科への苦手意識を打ち消す大きな効果があったようです。

理科の授業の知識は役に立つんだね!

「小学生でも読めるけれど、ある程度理科を習ってから読む方が面白いし理解しやすいと思う。生き物の話は小さな子でも理解しやすい内容だけど、物質の話は小学校高学年以上ではないと難しいかも。」と、今まで学習した理科の内容を振り返りながら読み進めていた娘。
小学校の理科の授業の知識が、科学の面白さにつながることに驚いていました。

また、勉強しているつもりは一切ないのに、読み終わったらいつの間にか科学の知識が身についている1冊なのかもしれません。

「学校では教えてくれない ヤバい科学図鑑」は理科の勉強に興味を持てる1冊

理科の授業では直接習わないけれど、知りたかったこと、疑問に思っていた科学現象が、本を読むことによって解決できた!と嬉しそうな娘の顔を見て、正直ほっとした私。

すぐに理科が好き!とならなくても、理科の1つの分野にでも興味を持ってくれたら、それはとても嬉しいことです。
STEAM教育の重要性が問われる今、ちょっとコワい不思議な科学の本書の内容が、探究心を持つきっかけにつながるかもしれません。

また、大人の私でも知らないことや興味深い話が数多く掲載されていて、年齢問わず楽しめる1冊となっています。
本書を通して、普段の生活に潜むヤバい科学を親子で発見してみてはいかがでしょうか。