算数の基本を使うカードゲーム「どんぐりやま」で勉強しながら脳トレ

我が家の小5・小3の兄弟は、普段から対戦型オンラインゲームで競争し、最終的には喧嘩をするのがルーティーンになっています。

同性で歳も近いからか、何をするにもバチバチとライバル心を燃やしており、ちょっとは仲良く遊べないものか…と母はため息です。
そんな中で見つけたのは、カードゲームの「どんぐりやま」。

相談をしながらクリアを目指す協力型で、小学生低学年から楽しめる内容です。
兄弟姉妹や家族間で何度も遊べるのでぜひ、本記事を参考にして挑戦してみてくださいね。

どんぐりやまはどんなカードゲーム?

発売元は、世界のボードゲームやカードゲームの専門店「テンデイズゲームズ」。

どんぐりやまは、簡単なたし算と引き算を使って遊ぶ、協力型ゲームです。
対象年齢は6歳から、プレイヤーは2〜6人と、少人数から大人数でも楽しめます。

どんぐりやまのルールと遊び方

どんぐりやまは計算をしながら、下から上へと階段状にカードを並べていくゲームです。
ここでは、詳しい遊び方や基本ルールを紹介します。

遊び方

0〜5までのカードが各7枚ずつあるので、よく切ってプレイヤーに5枚ずつ配り、残りは裏返して山札にして置いておきます。
ここで自分の持っている数字は、他の人には教えられません。

このゲームの目的は、最下段の8枚のカードを基盤にして、ピラミッド状にカードを並べて山の形にしていくことです。

最初のプレイヤーは最下段にくる一枚目の手札を出し、山札から一枚を手札にします(次のプレイヤーも同じ動作)。
三番目のプレイヤーは左右もしくは上に手札を置き、同じように山札から一枚を手札にします。

ここで注意するのは、左右には好きな数字を配置できますが、上に置く場合は下2枚の数字を足し算もしくは引き算した数字と同じ手札を出すこと。
以降のプレイヤーは三人目と同じ動作をし、キレイなピラミッドにできれば、ゲームクリアです。

ルール

①カードが出せないときは、残った手札を誰にも見せずに自分の前にふせて置き、ゲームから抜けます。
残った人でそのままゲームを続けるので、ゲームから抜けた人は応援をしたり、こっそりそれぞれの手札をのぞいてゲームの様子をみていてもOKです。

②どんぐりやまが完成する前に、全員がカードを出せずに抜けてしまったら、全員が負けとなります。
無事にどんぐりやまができたら、出せずに残ったカードの残数を数えてみます。
その数が少ないほど、たくさんの数のどんぐりを出せた、ということになります。

ゲームを繰り返すほどに新たな発見がある!

実際に小学生兄弟で、どんぐりやまをプレイしてみました。

「たし算か引き算の答えを上に重ねていけばいいだけでしょ?簡単!」と言いながら意気揚々と手札を出していきます。
「このままだと手札が何も出せなくなっちゃう」
「同じ数字の手札ばっかりだよ…ゲームから抜けたくない!」

何度か失敗をしているうちに、このゲームのポイントである“相談”する姿がみえるようになりました。

相手へ出せるカードはあるかを聞いてみたり、同じ数字のカードを出しすぎないようにするために、たし算と引き算のどちらにすべきかと相談したりと、そうしているうちにどんぐりやまができるようになってきました。

そして4度目にして、ようやくきれいなやまが完成!
このころには小3の次男はくじけて離脱しており、長男と母の二人で喜びを分かち合いました(笑)

このゲーム、勢いだけではなかなかクリアは難しいです。
一度クリアしたからといって、次にやってみるとまたできなくなってしまうのが、おもしろいところ。

たし算・引き算ができるからOKというわけではなく、どちらの計算を選択すれば次のプレイヤーにバトンを繋げられるかまで考えなければならないので、私的には2〜3年生から始めてみるのがおすすめです。
「UNOやトランプみたいに、時々やってみると盛り上がるね!」と、長男は言っていました。

いたってシンプルなカードゲームだけれど、ちょっと難しい。
その難しさが小学生にとっては丁度いいと感じました。

カードゲームのどんぐりやまは考察力の向上が期待できる

2人以上でプレイができる気軽で楽しいカードゲーム・どんぐりやまを紹介しました。

たし算や引き算を使うのはもちろんのこと、手札の数字や数をみながら配置を考えなければいけないので、じっくりと考える必要があります。
低学年では算数の基礎が勉強でき、年齢が上がるにつれて考察力も身についていくカードゲームです。

思わず何度でも挑戦したくなる、シンプルで飽きのこないカードゲーム・どんぐりやまを、ぜひご家庭で取り入れてみてくださいね。