小学校の学習にプログラミングが導入されたのが2020年度。算数や理科といった教科の中でプログラミングを活用する場面が想定されています。小学校では、プログラミング的思考を身につけることが主な目的とされていますが、2024年度の大学入試共通テストから「情報」の科目が追加され、高校ではプログラミングをはじめ、本格的に情報の科目を学ぶことに。
プログラミングは大学入試に役立つだけでなく、AIが活躍するこれからの時代に役立つスキルとなります。そこで、プログラミングを家庭でも簡単に、楽しく学習できるアプリ「Springin’」に中1の次女がトライしてみました。
「Springin’」の入手方法や概要
株式会社しくみデザインが提供するサービス「Springin’」はApp store/google playからスマホやタブレットに簡単にダウンロードできます。
アプリ内課金はありますが、基本的に無料で遊ぶことができます。
2023年5月現在、アプリの総ダウンロード数は105万回。クリエイター登録は19万人を超え、35万の作品がアップロードされています。
また、個人だけでなく企業や学習塾、学校などでも導入が進み、信頼の高さが伺えます。
プログラミングの知識は一切不要!
プログラミングの知識が一切なくても、ゲームや絵本などが作れてしまう「Springin’」。スマホやタブレットの操作に慣れている子どもたちはあっという間に作品を完成させてしまいます。
作り方は簡単!アプリを最初に起動した時に、アプリの使い方をレクチャーする「チュートリアル」が流れ、その指示通りに画面をタッチするだけ。小さい子どもからお年寄りまで、直感的な操作だけで作品づくりをスタートできます。
プログラミング言語やコーディングといった難しい知識ゼロでプログラミング学習ができる点が魅力です。
作品を他のユーザーと共有して楽しむことができる!
作ったゲームや絵本などを投稿し、他のユーザーに公開する場がある「Springin’」。自分の作品にいいね!がつくだけでなく、他の人が作った作品で遊んだり、プログラムの中身を覗いたりすることができます。
また、作品づくりのモチベーションを高めるコンテストも随時開催しているので、プロや企業に自分の作品をみてもらえるチャンスも広がります。
クリエイター活動を全力サポート!
ユーザー作品のシェアだけでなく、作品づくりをサポートするフリー音源の配布、クリエイターの悩みや意見交流に積極的に接点を持つなど、企業としてのサポートが手厚いのもポイント。たくさんのクリエイターが世界に羽ばたいてほしいとの願いが込められたサービスとなっています。
プログラミングにチャレンジ!娘の反応は!?
今までもプログラミングに興味のある友達の作品を見たり、簡単に教えてもらったことはあるものの、本人いわく初めてプログラミングを経験する次女。
まずは本人のスマホにアプリをダウンロード。我が家ではアプリ入手にはパパの許可が必要なので、親公認のアプリしか使えません。
すごく簡単!できるできる!
早速アプリを開くとチュートリアルの画面が。説明画面の数字に従って円のイラストを指でスライドし、スタートボタンをタップするとその円がコロコロ転がりゴールへ!娘と2人でおお!簡単!と声をあげてしまいました。
チュートリアルをクリアすると、なんとコインをゲット!このコインはSpringin’のアプリ内で、他の人の作品で遊ぶ時に使用できます。コインの入手方法は2つ。1日1回起動した時と、自分のワークがダウンロードされた時なので、作品づくりのモチベーションアップにつながりそう。
次の練習画面へ。今度はイラストを重力を使って移動する練習です。先ほどと同様に手順が表示され、難なくクリア。一通りの基本動作を学んだら、ホーム画面に戻ります。
ここまでは順調に進められましたが、チュートリアルでは広告が何度か出てくるので、注意が必要です。
ちょっと難しい・・・お手本を見てみよう
先ほどまでは説明通りにイラストをタップするだけで簡単に動かすことができましたが、1からイラストを描いて動かす作業に入ると途端に次女の指が止まります。イラストを描くことは得意なのですが、どうやらアイデアが浮かばない様子。簡単なイラストを描いて進めようとするのですが、作成したイラストが消えたり思ったことと違う動きをしたりするようで、早くもギブアップの様子。
ここで試したのが、「Springin’」の公式HPの使い方のページです。ビデオチュートリアルと画面ガイドの2つを見ながら、丁寧に作業を開始しました。すると、簡単な動作ですが自分で作ったイラストが自由に動くではありませんか。
他にもサンプル動画がたくさんあるので、使い方に慣れない場合は動画を見ながら一緒に作ると良さそうです。
誰でも楽しくプログラミングを学べる!
今回は中1の次女がトライした「Springin’」ですが、難しい日本語や専門用語がないので、未就学児から遊ぶことができそうです。
プログラミングの勉強と気負わずに、安心して子どもに勧めることができる学習アプリの1つではないでしょうか。
小学校や中学校でのプログラミング授業は、結果を導くためのプログラミング的思考を養うことを目的としています。情報化社会において、必要な情報を精査し、最適な手段を考え判断し、問題を解決する力を身につける練習として、クリエイティブで楽しく学べるアプリ「Springin’」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。