「バイリンガルになって欲しい」なんて高望みはしません。日本語の漢字すら怪しい小4長女には「せめて学校の授業についていってほしい」と強く願っております。とはいえ願うだけでは英語力は上がりません。そこでありとあらゆるゲーム系の英語学習教材を試しました。今回ご紹介するのは、数ある英語教材の中でも「勉強感」が薄い「英語物語」です。さて我が家の小4長女は前向きに取り組んでくれたのでしょうか。
「英語物語」の入手先と課金方法、デベロッパーの概要
まずは英語物語の入手方法や課金について、また開発者の概要をご紹介します。
「英語物語」の入手先
「英語物語」はApp Store、GooglePlayでダウンロードできます。どちらでもダウンロード&インストールには費用はかかりません。
「英語物語」の課金要素」
「英語物語」にはサブスクプランと都度購入の2種類の課金パターンが用意されています。課金がなくてもCMが表示されませんし、学習にはほとんど影響しません。「もっとガチャを回したい」といった遊び要素を楽しみたい方以外は課金をしなくても問題がなさそうです。
- サブスクプランの概要
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「英語物語」のサブスクプランは以下の3プランが用意されています。
- 英語物語プラス:月額980円で報酬アップ、アイテムドロップ率2倍
- 英語物語スタンダード:月額1900円で英語物語プラスの内容にイベントパス等が無料になる
- 英語物語プレミアム:月額4900円でスタンダードの内容プラス週限定ガチャや福引等が無料になる
- 都度購入の概要
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福引券や砂時計、チョコレート、チケットといった課金アイテムがあります。それぞれ120円から1万円のものまでバリエーションが豊富。一般的なソシャゲのように購入金額が大きければ大きいほどお得になる仕組みです。
「英語物語」のデベロッパーについて
「英語物語」の開発・運営を行っているのは株式会社FreCreです。同社が提供しているProductのなかでもっとも高い人気を誇るのが「英語物語」。2020年には累計180万ダウンロードを記録しました。この他にも英単語に特化した「WordCosmos」やTOEIC向けの英単語を収録した「英語番長」などをリリース済み。
英語学習アプリを多く開発している会社のアプリだから安心して学べそう!
「英語物語」の概要と遊び方をざっくり解説
「英語物語」はソシャゲタイプの英語学習アプリです。ダウンロード後に現在のレベルを入力すると、現状に即した問題が出題されます。
選択可能なレベルは以下の通りです。
- 小学生
- 中学1年生
- 中学2年生
- 中学3年生
- 高校1年生
- 高校2年生
- 高校3年生
- 難関大学
基本的にはストーリーを進めながら敵を倒し、レベルを上げていきます。ガチャや戦闘によって味方キャラクターがドロップされるので、キャラを増やしながら敵のレベルによってパーティーを組み替えながらゲームを進めましょう。
出題される問題のジャンルは「名詞」「文法」「英会話」などから選択できます。英語学習の導入であれば、どれを選んでも問題はないと感じました。問題文と回答は機械音声が読み上げてくれるので、発音も確認できます。
「英語物語」の特徴まとめ
- ストーリーに沿ってゲームが進む
- 設定したレベルに合わせた問題が出題される
- 問題のジャンルは「文法」「英会話」「各種単語」などから選択できる
- 基本的に4択問題
- 読み上げられる音声は機械音声
「英語物語」はネイティブ音声ではなく機械音声での読み上げですので、若干の違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
小4長女×「英語物語」は相性がよいけれど適当に解答する傾向あり
ソシャゲに興味津々でRPGが大好きな長女に「英語物語」を見せるとノリノリでプレイ開始。かわいらしいデザインのキャラクターたちに親しみを覚えたようで、ぶつぶつと楽しげに独り言をいいながらプレイを進めていました。
ただし肝心の英語の勉強はというと、決して真面目に考えているとは言えない状態。4択問題だから適当に押して「偶然当たればいいや」という感覚のようです。しかし「英語学習物語」が優れているのは「復習問題」が強制的に出題されること。間違った問題がプレイ中に登場するので、否が応でも覚えられそうです。
ところが小学生レベルであっても「正しい前置詞を選びましょう」といった問題が出題されますので、初学者の長女にとってはかなり厳しい。我が家の長女は基礎がほぼゼロの状態だったため、適当に答えるフェーズから少しずつ覚えるフェーズに移行するまでにかなり時間がかかりそうです。
「英語物語」が向いているのは一定の英語学習経験がある子ども!
「英語物語」は小学校や中学校である程度の語彙力、文法力がついている子どもに向いていると感じました。英語を学んだことがない子どもが取り組むと、右も左もわからずに間違ってばかりでモチベーションが低下してしまうかもしれません。ただしソシャゲ要素が強いため、学習のためというよりもゲームを楽しむために前向きに取り組む子どもが多いでしょう。
小学校で英語の授業が始まり、少しずつ語彙力がついてきたところで挑戦すると、ぐっと伸びると思われます。小学校5年生、6年生頃に試すとかなり結果が変わりそう!
英語が教科化された小5・小6のお子さんをお持ちの保護者の方はぜひお試しください。