算数の基礎となる四則演算。小4長女は算数が得意だと自称しているものの、基本的な割り算やかけ算の計算速度が遅く、このままでは近い将来行き詰まるのではと懸念しておりました。発達障害グレーゾーンだからか、九九の六の段や七の段を未だに覚えておりません。さらに難しい問題が出てくると少し考えて嫌になるのか集中力がぶつ切れに……。そこでゲーム感覚で四則演算の計算スピードをアップさせるもの&思考力を鍛えるものはないものかと探していたところ出会ったのが「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」です。ドリルや暗唱といった方法で学ぶことが苦手な長女の救世主になるのではと期待して、購入してみました。ではさっそくゲームの内容と小4長女の反応と変化をお届けします。
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」は難関中学受験塾「宮本算数教室」の教材
今回ご紹介する「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」は宮本算数教室という中学受験塾の教材を基にしたゲームです。宮本算数教室は、「無試験」「先着順」なのに麻布や開成といった超難関中学に合格する子どもが80%を超えるという驚異の実績を誇ります。
首都圏を中心に展開する難関中学の合格率が高い塾の多くは入塾試験に合格しなければ、上位クラスには入れません。しかし宮本算数教室は試験なしで入塾できるのです。つまり「入塾する子どもの学力が元々高いわけではない」ということ。
宮本算数教室では入塾してから1年間はひたすらパズルを解き、思考力を鍛えるそうです。「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」は同塾の3年生用の教材をゲーム化したもの。このパズルによって粘り強く考える力を身につけると、難易度の高い問題でも諦めずに考え続けられるのだそう。
私は以下のポイントに強い魅力を感じ、挑戦するしかない!と奮起しました。
- 無試験なのに8割が最難関中学に合格している塾のパズル
- 1年間このパズルを解き続けると思考力が鍛えられる
- 粘り強く考える力が付く
まさに我が子に足りない力が救世主になるのでは?と期待が膨らみます。
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」の購入先と概要
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」を購入する方法とパズルの概要をご紹介します。
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」は家電量販店やECサイト、Nintendoオンラインで購入可能
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」はNintendoSwitchのソフトです。NintendoSwitchのソフトにはダウンロード版とパッケージ版があり、それぞれメリット・デメリットがありますのでご家庭やお子さんの性格に合わせたものを購入しましょう。
Amazon限定版には、NintendoSwitch用のスタンドが付属します。材質は紙です。
ダウンロード版の場合は以下から購入できます。
Nintendoオンライン:
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000037968.html
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」の概要
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」は少し複雑になった数独です。試したい方はこちらの公式サイトの例題を解いてみてください。ちなみに私は7級で四苦八苦。眉間にシワを寄せながらなんとかクリアしました。
https://mages-study.com/miyamoto/#p5
本ゲームは足し算、引き算、かけ算、割り算の4種類を習得している子どもなら取り組めます。
パズルの難易度は1級から10級で、スタート時は10級です。正答を積み重ねることで、9級8級と難易度が高くなります。10/9級は足し算しか登場しませんが、8級になるとかけ算、割り算が登場し、7級では足し算、引き算、割り算、かけ算の混合パズルに。計算自体は簡単なので、小学3年生の割り算を学んでいれば解答できるでしょう。
「宮本算数教室賢くなるパズル大全」はすべての操作をタップで行います。また画面は「縦表示」でジョイコントローラーやプロコントローラーは使いません。だからこそコントローラーの使い方で気が散ることがありません。集中力が散漫な長女にとっては勉強しやすい配慮に感じました。
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」に取り組む小4長女の感想&変化
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」を購入して、長女のプレイしてもらうことに。本ゲームは長女にとっては遊びには見えないと感じたため、勉強の一環として導入しました。我が家では勉強量に応じてゲームをプレイできるシステムを運用中のため、長女は「ゲームができるなら勉強するよ!」というスタンスです。
だから「今日のお勉強はNintendoSwitchでやるんだよ!」と伝えるといつもよりもテンションが高め。さらにドリルや問題集よりもゲーム性が高かったせいか、前のめり気味に食いつきました。
実際にプレイし始めたところ私が想像している以上にサクサクとパズルを解いています。深い思考が苦手だと思っていましたが、このゲームなら腰を据えて考えられる模様。10問ほど解いたところで、私にパズルを解くコツや迅速に解答を導き出すためのノウハウまでレクチャーしてくるほどに気に入ったようです。学校の授業で「難しい」と感じることが多く、自己肯定感が下がり気味だった長女ですが、「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」が損なわれた自己肯定感をプラスしてくれているように感じました。
「まずは確実なところから埋めていく」
「わからないときは、答えを仮置きして考える」
といった対策を自分で考えて、トライアンドエラーを繰り返しているようで、「頭を使っている感」を非常に強く感じます。
これを継続できれば、四則演算のスピードのみならず、じっくり思考する力が付くと確信しました。プレイし始めて2週間ほど経ちますが、集中力が上がったと感じています。とくに苦手な漢字ドリルや複雑な筆算に取り組んでいるときの、集中力は確実にアップしています。
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」の継続できる導入方法を考える
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」はすべての子どもにオススメできます。このパズルをプレイするデメリットが見当たりません。ただし「継続」が重要であると考えます。数日やってほったらかしになってしまうと、まったく意味がありません。そこで我が家が導入した「継続する方法」をご紹介します。
「宮本算数教室 賢くなるパズル大全」 を継続する方法
- 子どもだけでなく保護者もプレイする(保護者はドリル版でもOK)
- 毎日プレイ時間を固定する
- 子ども任せにせず保護者がプレイの用意をしておく
- 土日祝日も休みなくプレイする
すべての勉強において継続は難しく、挫折の繰り返しの我が家ではありますが、本ゲームについては継続が必須であると感じ上記のルールを徹底することにしました。目標は「やらなきゃ気持ち悪いと感じるほどの習慣にすること」です。
そのためには保護者を巻き込んだルールが必須。我が家は子ども任せにしておくと、必ず甘えが出て形骸化してしまいます。とりあえず上記の方法で2週間は継続できいますので、ぜひ参考にしてくださいね。