隙間時間の暇つぶしアイテムとして日々遊び中の田んぼウォーズ!

漫画「日本の歴史」で日本史に親しみ、超得意教科として日本史を頑張り続けた私としては、子どもたちにも同じように日本史を好きになって欲しいものです。漫画もよいのですが、すでに楽しい漫画の味をしめた子どもたちが「日本の歴史」を読破してくれるとは思えないので、ゲームを探してみました。そこで見つけたのが田んぼウォーズ!田んぼウォーズは「農民になって田んぼを増やす」というニッチな層にハマりそうなゲームです。我が家の子どもたちは気に入ってくれるのでしょうか?

田んぼウォーズはボードゲームに特化した会社が開発した日本史の教材

田んぼウォーズを開発したのは「tanQ(タンキュー)」という会社です。タンキューはボードゲームで学べるユニークな通信教育を提供している会社。子どもの学びに特化していること、また複数のボードゲーム教材を提供していることから、田んぼウォーズへの期待も高まります。参考までに同社が通信教育で提供している教材のテーマの一例がこちらです。

  • 電気回路の探求
  • DNAの探求
  • 地理歴史の探究
  • 絶滅動物の探求
  • 免疫の探求

なにやら子どもたちが前のめりになりそうなテーマを多数取り扱っていそうです!

しかも公式ページでは「ゲームが大好きな子」「勉強が嫌いな子」に向いている教材ばかりだとか。ちなみに同社の「モジカルモンスター」で我が子とボードゲームとの相性の良さは確認済み。

田んぼウォーズの購入先とお値段はこちらです。

購入先:Amazon
価格:2000円

Amazonであれば在庫がある限り翌日or翌々日に届くので、すぐに試したい方にオススメです!

田んぼウォーズの対象年齢やルール

田んぼウォーズは対象年齢を「7歳〜」としています。我が家の長女は10歳だから余裕でクリア。次女はもうすぐ7歳なので、少し頑張れば遊べるでしょうか。最大プレイ人数は1人なので、姉妹対決はできません。

  • 対象年齢:7歳〜
  • プレイ人数:1人
  • プレイ時間:10分〜15分

田んぼウォーズでは以下のカードを使用します。

  • 田んぼカード
  • 時代カード(飛鳥時代16枚、奈良時代16枚、平安時代18枚)

これらのカードを付属の「プレイシート」に並べて遊びます。プレイシートにはどこに何のカードを置けばいいか明記されているから迷いません。スタート時は、5枚の時代カードと1反の田んぼカードを保有している状態です。時代カードは田んぼを増やしたり減らしたりするカード。まずは、5枚の手札の中から任意のカードを使って田んぼを増やしておきます。田んぼが0になるとゲームオーバーです。

田んぼウォーズで学べる用語&人物一覧からわかる「学べること」

田んぼウォーズは日本の時代や歴史上の人物、用語を学べます。登場するワード等をまとめておきますので、「2000円でどこまで学べるの?」と気になる方は参考にしてくださいね。

用語
  • 国司
  • 口分田
  • 収公
  • 新田開発
  • 荘園
  • 寄進
  • 年貢
  • 干ばつ
  • 干害
制度や法律
  • 墾田永年私財法
  • 班田収授法
  • 聖徳太子の冠位十二階
人物や人物に関わる出来事など
  • 小野妹子の遣隋使
  • 大化の改新
  • 平城京
  • 鑑真
  • 平安京
  • 万葉集
  • 平将門・藤原純友の乱
  • 清少納言の枕草子
  • 紫式部の源氏物語
  • 平清盛
  • 源義経の平氏討伐
  • 源頼朝の征夷大将軍任命

制度や人物、出来事などは時代ごとに分類されています。ただゲームによって時代の流れがわかるものではありません。「平安時代に紫式部が登場したな」くらいの感覚で記憶できれば◎。

田んぼウォーズは、「時代ごとに重要な出来事や人物が登場するから、日本史や社会の授業がちょっとだけ楽しくなるゲーム」だと感じました。田んぼウォーズをやったからといって、突然日本史や社会の点数がアップすることはないと思いますが、子どもたちの興味に繋がります。まったくゲームの中で覚えていなかったとしても授業に登場したら「あ!あのときの鑑真さんだ!」みたいな感覚になれるのではと感じました。

カードに描かれた人物や出来事のイラストは、よく特徴を捉えていて記憶に残りやすい絵柄です。日本史を好きになってくれそう!と期待が高まります。

長女「普通にゲームとしておもしろい」

さっそく長女に田んぼウォーズをプレイしてもらいました。ルールはわかりやすい説明書+漫画+動画で確認できるので、子どもだけでもプレイできます。あえて私は一切説明せずに、田んぼウォーズの箱だけを渡してみたところ、自分でルールを理解できた様子。説明書を読むのがちょっとしんどいお年頃の私にとってはねがったりかなったりです(笑)。

長女は「ぎゃあ収公(1反を残し田んぼを奪われるカード)だ〜!」「やった大豊作!」と独り言を言いながらゲームを進めていきます。登場する「国司」や「租」といった独特のワードへの嫌悪感もなかったようで、一安心です。

一通りプレイをした長女は気に入ったらしく、何度も繰り返して1人で遊んでいました。田んぼウォーズを渡した日だけではなく、1週間後も自分で取り出して黙々とプレイ。「どこが気に入ったの?」と聞くと、「お風呂に入る前とか学校に行く前とかの暇なときにプレイできるところ」とのこと。

以下のポイントが長女に刺さったようです。

  • カードがおもしろい
  • すぐに終わる
  • ルールが簡単

「枕草子読んでみたい」「墾田永年私財の法って何?」といった嬉しい言葉は残念ながら聞こえてきません。ですがカードで目にしたワードたちは長女の中にインストールされたはず。きっと授業で登場したときに興奮することでしょう。

ちなみに小1の次女にプレイさせようとしましたが、「漢字ばっかりで嫌だ〜」と逃げられました。漢字には振り仮名が振ってある優しい仕様なのですが、彼女にとっては難しいイメージが強かった様子です。それでも長女が遊んでいる様子を眺めているのは楽しいらしく、隣にちょこんと座って応援をしておりました。

田んぼウォーズまとめ!

田んぼウォーズは、日本史用語に親しめる楽しいカードゲームでした。お勉強要素が少なく、ゲーム性が高いため長女にはぴったりハマった模様。このゲームだけで日本史の流れ等がわかるわけではありませんが、歴史への興味の扉を開くには十分だと感じました。

我が家の定番カードゲームとして定着しそうです。