算数の土台となる力である「計算」と「図形」は、苦手とするお子様が多いと思います。
数字や図形を見るだけで毛嫌いしてしまいがちです。
そんなお子様に今回おすすめしたいのが「エルカミノ式算数パズルゲーム」。
シンプルなルールながらも計算と図形に強くなれる算数ゲームの決定版です。
理数系教育に軸足を置いた進学指導塾「エルカミノ」ならではのパズルゲームを、実際に試してみた感想をお伝えします。
エルカミノ式とは?遊び方やゲームの概要
難関中学校合格者や算数オリンピックファイナリストを多数輩出する、進学指導塾の「エルカミノ」。
その代表取締役である村上綾一氏と、パズル作家である稲葉直貴氏が考案したのが「エルカミノ式算数パズルゲーム」です。
計算と図形を使った二つのゲームを、リバーシブル仕様のカードを使って遊んでいきます。
計算ゲームは、数字が書かれたカードを使ってたし算で「10」をつくったり、たし算とかけ算で「20」をつくったりとアレンジをしながら問題を作れます。
図形ゲームは、テトリスのような図形ピースが描かれたカードで「3×3」の正方形をつくったり「4×3」の長方形をつくったりと、ゲームに慣れてきたら難易度を上げた問題に挑戦できます。
エルカミノ式算数パズルで4つの力が身に付く!
レベルに合わせた遊び方で学べる、この算数パズルのキャッチフレーズは「計算と図形につよくなる」こと。
何度も繰り返すことで「計算力」「数のセンス」「空間把握力」「論理的思考力」が身についていきます。
対象年齢は6歳以上、プレイ人数は2人からと小学校低学年から、兄弟・姉妹でも一緒に楽しめるのがいいですね。
ルールが分かりやすい!小学生兄弟がゲームに挑戦
書籍や知育玩具でおなじみの幻冬舎から、1,650円(税込)で販売されている、エルカミノ式算数パズルゲーム。
実際に、小学3年生と5年生の兄弟で遊んでみた感想をお伝えします。
計算方法の組み合わせは自由!
まずは基本の「たし算とかけ算で20をつくろう」に挑戦しました。
手札二枚と山札からの一枚を加えて、たし算とかけ算を組み合わせて20をつくります。
学校では〇×〇+〇=?の“?”部分を導き出す問題が多いこともあり、自分で“足す”や“掛ける”を、数を予想しながら当てはめていくのには慣れていないようです。
「こうしてみたら何の数字になるかな」と、最初のうちはみんなで一緒に答えを考えました。
ルール変更はオリジナルにできるから想像力が広がる
計算力や数のセンスが少しずつ付いてきて、問題にも慣れてきたら、次は10ではなく20・30と数を増やしていきます。
「手札が二枚じゃ足りないよ!四枚までにしよう」
「山札から取ったカードは、三回までだったら戻せることにしようよ」
やり方を覚えていくとオリジナルルールがどんどん生まれてきます。
これは、無意識に子ども達が問題を難解にしていることでもあり、論理的な思考力が少しずつ付いているんだと感じました。
二歳差兄弟でも十分に楽しめたので、対象年齢の六歳以上であれば、理解度に合わせてルールを変更していくことで大人数でも楽しめそうです。
計算トレーニングに最適
エルカミノ式算数パズルでは、計算ゲームだけでなく、図形ゲームも楽しめます。
「ピースカードで“3×3”の正方形をつくろう」を基本に、習得度に応じて多くのゲームを生み出せそうです。
遊びを通して計算力だけでなく、空間把握力も育むことができます。
我が家でも、家族のコミュニティツールとして今後も活用していきたいと思います。
ゲームを通して算数の基礎力を上げる
計算と図形を使った2つのゲームができるエルカミノ式算数パズルを紹介しました。
算数が苦手な我が子もゲームとして遊びながら学習することで、算数の基礎力が無意識に上がっていくことを期待しています。
シンプルながらも奥深さを感じる、飽きのこないカードゲームなので、継続して取り組めるのも魅力的だと感じました。