小学3年生からは生活科の内容が社会と理科に分かれ、4年生になると「日本地図」や「都道府県」を学習します。
わが家には小学生が3人(小1・小3・小6)いますが、小3の次男はちょうど社会の学習が始まったばかり。小6の長男は、自分に縁のない県名、地名は覚えにくい様で、暗記に苦戦している様子でした。
そこで堅苦しくなく、遊びの中で学べそうな「クイズでたのしく 都道府県カードゲーム」を試してみることにしました。
「クイズでたのしく 都道府県カードゲーム」はどんなゲーム?
都道府県の形や特徴を遊びながら覚えられるクイズ形式のカードゲームです。
読み札には名物、特産品、県庁所在地などの特徴が書かれていて、すべての漢字にルビがふってあるので、平仮名が分かれば読む側になることもできます。
商品概要
メーカー:株式会社 学研ステイフル
価格(Amazon):1,111円(税込)
対象年齢:6才以上
入っているもの:読み札47枚、取り札47枚、ポイントコイン8シート(144枚)、日本地図ポスター(うらは遊び方の説明、都道府県クイズマスターの解答・得点表)1枚
遊び方
レベル1★都道府県 形おぼえ かるたあそび
対象人数:2人~
使うもの:読み札(おもて)、取り札(おもて)
すべての取り札(おもて)を床に広げ、読む人と取る人を決めます。
読む人は、読み札の3番目に書かれているヒントだけ読み、取る人はそのヒントを元に札を取っていきます。最後に札の多かった人が勝ちです。
例えば、山形県は「笑う横顔『山形県』」と書いてあるので、地理を知らなくてもイラストを見て取ることができます。
レベル2★★3ヒント都道府県クイズ(簡単バージョン)
対象人数:2人~
使うもの:読み札(おもて)、取り札(おもて)、ポイントコイン
すべての取り札(おもて)を床に広げます。難易度が高い1番目のヒントから読んでいきます。分からなかったら2番目、それでも分からなかったら3番目を読みます。どの段階のヒントで取れたかで点数が決まり、ポイントを一番多く取った人が勝ちです。
レベル3★★★3ヒント都道府県クイズ(難しいバージョン)
対象人数:2人~
使うもの:読み札(おもて)、取り札(うら)、ポイントコイン
すべての取り札(うら)を床に広げます。イラストのない、取り札の裏は、都道府県の形だけが描かれている札になるので、ヒントがなくなり、とても難しくなります。
読み札のヒントの読み方とポイントのルールは、レベル2と同じです。
レベル4★★★★都道府県クイズマスター
対象人数:1~2人
使うもの:読み札(うら)、取り札(うら)、ポイントコイン、日本地図ポスター
レベル3と同じように、すべての取り札を裏にして並べ、同時に地図ポスターを広げます。2人の場合は読む人を決め、1人の時は読み札を山札にして上から1枚ずつめくります。
取る人は、読み札(うら)のクイズを聞き、その答えの都道府県を探します。クイズは星1つから3つまでの難易度に分かれていて、自分の知識がどのくらいかを知ることもできます。クイズが難しかったら、日本地図ポスターをチェックしてOK。ヒントを得ながら答えを導いていきます。
兄妹、親子でバトルしてみた
レベル2 小1長女vs小3次男
何度か遊んでいくうちにレベル1は簡単になり、レベル2に挑戦することに!
地理を知らない者同士の戦いです。
途中、低学年のふたりはヒントに書かれていた「県庁所在地」を理解できず、読む側だった長男が説明してあげる場面も。これもいい勉強です。
取り札(おもて)のイラストは、神奈川県は犬、福井県は鍵、千葉県は人参の様に、楽しく覚えられる仕組みになっていて、戦いながらも自分たちの住んでいる県や知っている県の形を覚えていました。
結果は次男が勝利!長女も負けじとがんばっていました。
レベル3 小3次男vs小6長男vs母
このレベルは、都道府県の形だけのシンプルな取り札になるので、難易度がいきなりアップします。都道府県の形と名前を理解していないと取れないので、レベル2までの遊び方で何度も遊んで覚えてから挑戦した方が楽しめるかもしれません。
次男は早々に戦線離脱。長男も都道府県の形までは覚えていなかったので、クイズの答えは分かっても取り札を探せない事態に陥りました。
そこでわが家では遊び方をアレンジ!
クイズに解答後、どの札を取るのか分からなかったら、日本地図ポスターを見て探してもいいことにしました。そうすれば都道府県の形や、日本のどこに位置しているかも覚えられるはずです。恥ずかしながら親の私も、形を知らない都道府県が多く、この戦いは勝敗がつかずに学びの時間になりました。
レベル4 小6長男vs母
このレベルでは、読み札のうらを使うので、問題の難易度がさらにアップします。
例えば、次のような問題が出されます。
「日本一長い鉄道トンネル『青函トンネル』でつながっている都道府県を2枚集めよう」
「都道府県名に『島』がつく都道府県を5枚集めよう」
「海に面していない都道府県を8枚集めよう」
クイズに答えられただけでも十分のような気もしますが、ここからさらに都道府県の形を選ばなければなりません。分からなければ日本地図ポスターを見てもいいルールなので、ふたりとも何度ものぞき見することに!親子で調べてばかりだったので、残念ながら今回も勝敗をつけられませんでした。
都道府県にまつわる細かい知識も身につく
このカードゲームのおすすめポイントは、都道府県の細かい知識も増やせるということ!
「埼玉県はひな人形の出荷額の日本一」「学生服の出荷額日本一は岡山県」など、知らないことが沢山出てきました。
「楽しく遊べるのに、こんなに勉強になるとは。」これがわが家の感想です。
小3の次男は「またあのゲームをしよう!」と誘ってくるまでになりました。
学校の授業でもこのカードゲームを取り入れてくれたら、こどもたちの興味もより引き出せるのにと感じたほどです。ぜひおうち時間に親子で試してみてください。