約数を得意に!カードゲーム「Divisor」で算数の勉強を!

低学年の頃は算数が好きだった娘。就学前も、算数パズルを好んで解いていました。ですが、小5になった現在は、嫌々算数の宿題をやっている様子。学年が上がるにつれて勉強はどんどん難しくなりますが、算数・数学とのお付き合いはまだまだこれからです。少しでも、以前のように楽しんでもらえたら、と思っていたところ「Divisor」というカードゲームに出会いました。

カードゲーム「Divisor」とは

「Divisor」とは、「約数」という意味です。その名の通り、約数が勉強でき、素数も覚えられるカードゲームです。

筆者は、ネットのお店、「Dekangaショップ」で購入。定価1,300円、送料370円でした。

送られてきた「Divisor」には、説明書と一緒に、全部で65枚ものカードが入っていました。

数字の書かれたカードは46枚。12までの小さい数は青カード、72までの大きい数は赤カードで見やすいと感じました。他にも約数カード10枚、素数カード3枚、Zカード1枚、かけ算カード3枚、割り算カード2枚という内訳です。 

遊び方

  1. 各プレーヤーにカードを全部配る。(2~3人の場合は15枚ずつ配る。)
  2. 順番を決めて、最初のプレーヤーが好きなカードを出してゲームスタート。
  3. 場の数より大きい数のカードを出していく。約数カード(オレンジカード)が出たら、約数をそれぞれ出していく。一番大きい数のカードを出した人がラウンドの勝者となる。
  4. ラウンドが終了したら、勝者が好きなカードを出してゲームを再開する。
  5. 手持ちのカードが残り1枚となったら「チェック」と宣言する。
  6. あがるときには、「ディバイザー」と宣言する。最初に手札をなくしたものが勝者となる。

他にもカードごとにルールがあります。

  • 素数カード(黒カード)を出したら、ラウンド終了となり、好きなカードを出せる。
  • Zカードを出したら、約数ラウンドが直ちに終了となり、好きなカードを出せる。
  • かけ算カードは青カードと一緒に出して、数を大きくすることができる。
  • わり算カードは赤の数字カードか、オレンジの約数カードと一緒に出して、数を小さくすることができる。

基本的には、どんどん大きな数字を出していき、手札を全部なくせば勝てるゲームですが、約数カードが出てくると約数を出さなければなりません。そこで流れが変わっていくというのが、このゲームの大きな特徴です。

ゲームスタート

「約数が勉強できるカードゲーム」と聞いて、最初は嫌そうな顔をしていた娘…。実物を見ると、カラフルなカードに興味津々になっていました。

すぐに「やりたい!」と言い出したので、まずは説明書を読んで互いにルールを確認しました。一人っ子の我が家、少人数のため面白くないゲームも多いのですが、「Divisor」は2人でも楽しめそうだなと思いました。週末のパパを待たなくても、いつでも娘と遊べます。

まずは、カードを15枚ずつ配ります。初めてのゲームということもあり、一体どれが良いカードなのかも分からないまま、ゲームスタートです。

じゃんけんで順番を決めて、娘が好きなカードを出します。なるべく手持ちのカードが早くなくなるようにと思ったので、お互い、小さな数字のカードから選んで出していきました。

約数カード

約数カードが出ました。参加者みんなが約数の数字カードを出さなければなりません。娘はもう学校で約数を習っているのでスムーズでしたが、まだ習っていない子どもでも分かるように、約数カードには、横に小さく約数が書かれています。

約数ラウンドになると、一番大きな数を出した人が勝者です。相手はどんなカードを持っているのかな?娘と顔を見合わせて、お互い何だかニヤニヤしてしまいます。この独特の緊張感はカードゲームならではですね!

結局、私が大きい数字を持っていました。「あーー!」と、娘は残念そう。後からカードを出す方は、相手のカードに合わせてカードを選べばいいので、有利ですね。

素数カード

素数カード3枚は、ラウンドが終了になるカード、Zカードは約数ラウンドを終了させられるカードです。「あれ素数カードが3枚?」と思ったら、このゲーム内では強力なカードになるので、3枚だけなのでしょうね。たくさんある素数が覚えられるように、素数カードには素数となる数字が小さく書かれていました。色々工夫されているカードだなと思いました。

そして、かけ算カードとわり算カード。場の数が急に大きくなったりもするので、流れを変えるきっかけが作れます。こちらも、かけ算とわり算の一覧表が説明書に載っているので、それを見ながら小さな子どもでも一緒に遊べます。

何度でも楽しめる

実際に「Divisor」をやってみて、やはり約数カードが勝敗の分かれ目になるなと感じました。小さい数のカードをどんどん出していくと勝てそうな気もしますが、そうすると、約数ラウンドで使えるカードが少なくなります。パスばかりしなければならなくなると、あっという間に逆転されてしまうのです。

最初は私が勝てるかと思ったものの、大きい数のカードの出番がなく、パスばかりする羽目に。娘の方がカードを多く残していたのに逆転されてしまいました。娘の勝利です!娘はかなり面白かったらしく「もう1回やろう!」と、結局何度も繰り返して遊びました。

小さな子どもでも遊べる一方、かけ算カードやわり算カードを上手く使おうとすると、大人でも結構難しく、頭を使います。娘は「Divisor」が気に入ったらしく、後日、同級生のお友達ともゲームを楽しんでいました。

遊んでいるうちに、段々と約数や素数を覚えていけそうです。「Divisor」をきっかけに、算数の楽しさを、少しでも取り戻してもらえたらいいなと思います。