地頭を良くするにはどうしたら良いのでしょうか。集中力や考え抜く力、そんな力が備われば勉強だけでなく、社会に出ても役立ちそうです。
子どもの遊びにもそんな要素を取り入れたい、成長できるような遊びをして欲しい…そう思っても、高学年にもなるとテレビやYouTubeばかりに夢中になっています。そんな中、気に入るかな…と思いながら小6になった娘に、久しぶりにおもちゃを購入してみました。
宮本算数教室の賢くなるロジカルパズル 光の反射
「宮本算数教室の賢くなるロジカルパズル 光の反射」は、卒業生の多くが難関中学合格を勝ち取っている算数教室、宮本算数教室の問題がパズルになっています。このゲームは子どもに解答を「絶対に教えないでください!」とうたわれており、自分で考え抜き、「できた!」という達成感を味わえるようになっています。自信がつくことで、考えることが好きになるというわけです。
株式会社学研ステイフルより発売されており、Amazonで3,236円で購入しました。2022年のおもちゃ大賞優秀賞に選ばれています。
開けてみると、たくさんの鏡に、宇宙人やロケット、UFO等のピースが入っています。購入の際にも、男の子向けかな?と気になっていたのですが、全くそんな様子もなく、小6の娘は目が輝いていました。
遊び方
- ボードに問題シートをセットする。
- 青いマークの延長線上のマスに、宇宙人やロケット、それぞれのマークと同じピースを置く。
- 赤いマークをスタート地点として、黒枠の中に鏡を1つずつ、直角に曲がる先(鏡が反射する先)を考えながら置いていく。マークの横には数字が書かれており、曲がる回数(反射する回数)もぴったりになるように鏡を置く。
- 赤いマークの延長線上のマスにロケットのライトを置いて光を当てる。同じマークのピースが赤く光れば正解!
問題のシートは裏表で、計40問あります。レベルは1から5まであり、その中でも更に細かく星の数で難易度が示されています。光を当てれば解答が分かるようになっていますが、別冊の解答集もついていますので親にとっても分かりやすいと感じました。
光が当たるようにゴールを目指す
レベル1の簡単そうな問題シートからスタート!ゴールのピースを早速置いて初めてみました。実はかなり怖がりな娘。宇宙人という言葉すらも嫌がりますが、こちらのピースの宇宙人は愛嬌のある顔です。宇宙飛行士がかわいいと言っており、女の子でも楽しく遊べそうです。
まずは、ルールの確認から。黒の四角の枠にはピースは1つしか置けません。鏡を置くと直角に曲がり、曲がれる回数もマークの横に書かれています。それらを考えずに適当に置いてしまうと、どこかのルールに反していたり、ゴールに辿り付着けなかったりします。
娘は鏡の向きを変えながら、色々と試していました。数字が「1」だと、曲がる回数も1回なので、まずはそこから置いてみます。「ここしかない!」と確信を持って置ける位置が見つかると、どんどん進めていけます。
最初はロケットの光ばかりピカピカ当てたり、勘でやったりしていましたが、次第にその方法だと余計な時間がかかり難しいのだと分かってきた様子。結局、ルールに沿ってじっくり考えるという方法が一番の近道という結論に辿り着きました。
ロケットの光で答え合わせ
このゲームの最大の特徴ではないかと思いますが、答え合わせはロケットの光!置いた場所が正しいと、ゴールにあるピースが赤くピカっと光ります!
『「できた!」という達成感』と解説に書いてありましたが、確かに、問題集で親が丸付けをするのとは反応が異なります。一味違った「やった!」という嬉しさが味わえるのではないでしょうか。1つずつライトで光らせ、全部当たった時は、子どもの顔も輝きます。
レベルを上げていく
最初は指示される数字が「1」だったり、四角も小さかったりと、導きやすかった解答も、シートのレベルが上がると、数字の数や四角の枠が大きくなり、だんだんと複雑に…。鏡の置く位置も「絶対ここ!」とすぐに分かる場所ではなく、「あれ?ここも置けるけど、こっちも置ける」「でもこの位置だと、宇宙飛行士には光が当たるけれど、宇宙人には当たらなくなってしまう」と、悩むポイントが増えてきました。最初は喋りながら遊んでいた娘も、段々と無言になっていきます。目も真剣です。
集中力や考え抜く力を育てる
レベル5の問題では「9」の数字も出てきます。つまりは、9回も反射させないとゴールに辿り着けないということ!レベル1の最初の問題ではピースを3つしか使わなかったのに、5つ全部使う問題も出てきます。こうなってくると、大人でも簡単には解けません。さすがにレベル5は後日再チャレンジしようという話になりました。これから少しずつ進めてみます。
レベルをいっきに上げてしまって、投げ出してしまわない為にも、やはりシートの順に遊んでいくのがおすすめですが、子どもはチャレンジしたがります。色々なレベルを試してみて合うレベルを探すのもいいかもしれません。簡単な問題が当たるよりは、難しい問題にチャレンジして、一生懸命考えた後に光が当たった時は喜びも大きいはずです。
ロケットの光は小さい子にも喜ばれそうですし、娘のような小学生や、更には大人の頭の体操にもなりそうです。
テレビやゲームも息抜きにはいいですが、お友達や家族と一緒に、勉強につながるおもちゃで遊びながら学んでみてはいかがでしょうか。しっかりした問題なので、思考力や集中力が自然と身につきそうで、更に楽しめるのは理想的な遊び方ですね。