「はたらく細胞」で人体のことは親より詳しく!感染症もがんもすらすら説明!

「はたらく細胞」は、体内の細胞を擬人化して人体の仕組みや働きをわかりやすく説明してくれる漫画です。我が家ではサブスク動画の「はたらく細胞」にハマったことをきっかけに、漫画も購入しました。さて我が家の娘達は「はたらく細胞」で何を学び、どのように変化したのでしょうか?

「はたらく細胞」の概要と購入先、読んでもOKな年齢

まずは「はたらく細胞」の購入を検討する上で知っておくべき、「はたらく細胞」の概要や購入先、価格、楽しめる年齢についてまとめておきます。

「はたらく細胞」はアニメ化済みの擬人化漫画

「はたらく細胞」は「月刊少年シリウス」で連載されていた少年向け漫画です。はたらく細胞の作者清水 茜氏はなんと「はたらく細胞」がデビュー作。デビュー作が大ヒットしたという希有な存在です。「はたらく細胞」シリーズの総発行部数は2021年5月時点で500万部を突破。アニメ化だけでなく舞台化も果たしています。

「はたらく細胞」の購入方法と価格

「はたらく細胞」は全国の書店やAmazonで購入できます。

はたらく細胞は全6巻。はたらく細胞シリーズはこの他にも「はたらく細胞BLACK」や「はたらく細胞WHITE」などが発売済み。今回おすすめするのは「はたらく細胞」です。他のシリーズは子どもには向いていないものもありますので、ご注意ください。

「はたらく細胞」の漫画を子どもに見せるかどうかは各家庭の方針次第

「はたらく細胞」は基本的に性的なシーンは登場しません。しかし登場人物の細胞たちが流血するシーンはありますし、細菌やウイルス等を倒すシーンは暴力的ではあります。鬼滅の刃や呪術廻戦を視聴しているご家庭であれば、問題はないかと思いますが暴力シーンを一切NGとしているのであれば、避けたほうがよいかもしれません。

ただ小学校高学年であれば、よほど細かく子どもに見せるコンテンツを厳選している家庭以外は問題ないのではと感じています。他の暴力シーンが多めの少年漫画やアニメに親しんでいるのであれば、小学校低学年からでもOKでしょう。

「はたらく細胞」を見せるかどうかは、各家庭の方針にもよりますが、最近流行っているコンテンツに親しんでいる子どもたちであれば、悪影響は少ないのでは?というのが個人的な感想です。なお漢字には振り仮名がついているため、漢字が読めない子でも楽しめます。

体の細胞たちが健康を維持するために奮闘する「はたらく細胞」のあらすじ

「はたらく細胞」はほぼ1話完結型のストーリー。私たちの体を襲うさまざまな脅威に、細胞たちが立ち向かうお話です。1巻には肺炎球菌、スギ花粉アレルギー、インフルエンザ、すり傷と戦うお話が収録されています。「はたらく細胞」には白血球や赤血球、キラーT細胞に血小板などなど体を守る細胞たちが勢揃い。毎回ハラハラドキドキの戦いが繰り広げられます。体に敵であるウィルスや細菌、異物等が侵入してから、撃退するまでの様子が詳しく描写されていますので、楽しみながら体の仕組みを学べます。基本的には「敵が来てやっつける」というシンプルな構図なので、複雑なストーリーを理解できなくてもOK。

かわいい!楽しい!「はたらく細胞」を読んだ子どもたちの感想&親が感じた変化

我が家が「はたらく細胞」の漫画を導入した経緯は、サブスクのアニメで気に入ったから。漫画でもよいから活字に親しんで欲しいとの思惑がありました。だから子どもたちの反応は抜群!さっそく小4と小1の娘たちの感想をご紹介します。

小4長女「漫画で読むと細かいところまでじっくりわかるからいいね!」

すでにアニメで何度も「はたらく細胞」を視聴済みの長女は、漫画ならではの面白さを見出したようで、細かい解説や絵に注目をしてじっくりと読み進めていました。漫画は、自分の好きなペースで読めるため、気になるところを繰り返し読んだり絵を凝視して観察したりできて学びを深められた様子です。「小さいところがわかりやすいし、何度も読めるから漫画は漫画で楽しいね」と満足した様子でした。

小1次女「アニメのほうがわかりやすいよ!」

小1次女は入学したばかりで、ひらがな、カタカナはスムーズに読めるもののサクサク文章を読むことはできません。1冊を読むのにかかるスピードは2時間以上。だからこそ1話完結の「はたらく細胞」がぴったり。負担を感じずに読めます。ところがやはり次女には漫画版はまだ早かったようで「アニメのほうがわかりやすいよ」とふくれっ面。我が家では、小1には少し早かったようです。

「はたらく細胞」による我が家の子どもたちへの変化

我が家の場合は、「はたらく細胞」をアニメでも視聴しているため、漫画だけの影響とはいえません。ですが、「はたらく細胞」というコンテンツを導入したことで、以下の変化がありました。

  • がんが発生するメカニズムを説明できるようになった
  • ウィルスや細菌が体内に侵入したときのメカニズムを説明できるようになった
  • 体内の主要な臓器や血管内の血球等の名称を正確に覚えられた
  • 予防接種の意義とメカニズムがわかった
  • 家族に体調不良が生じたときに、体内で起きていることを推測するようになった

数あるお勉強系漫画の中で、一番効果があったように感じたのが「はたらく細胞」でした。ここまで正確に体内の様子を覚えられるとは思っていなかったため、驚いています。「はたらく細胞」に登場する体の仕組みや血球、細胞の働きは小学校の理科だけでなく、中学、高校の生物にも役立つものです。生物への導入として小学校高学年から中学生、高校生が読んでも楽しめますし、学べることが多いでしょう。

「はたらく細胞」は小学校低学年から高校生までに広くオススメ!

「はたらく細胞」で学べる内容は小学生から高校生レベルまでカバーできるレベル。しかも学び感なく楽しく読み進められる漫画です。理系科目が苦手なお子さんだけでなく、理系が大好きなお子さんや体の仕組みに興味を持っているお子さんにおすすめできます!