小学生のうちで習う漢字は、1026字もあることをご存知でしょうか。
小学1~2年生では「漢字が得意、好き!」と言っていた子どもも、覚える漢字が急激に増加し、一気に不得意・苦手となってしまうことも多いと思います。
今回紹介するのは「小学生の漢字1026字書き取りドリル」です。
今まで習ってきた漢字の復習はもちろん、どれだけ定着しているかをチェックできる一冊となっています。
高学年だけでなく、低学年でも身になる学習本ですのでぜひ、おすすめポイントを参考に手に取ってみてください。
「小学生の漢字1026字書き取りドリル」の基本情報
多くの小学生向けの書籍や本を出版する「メイツ出版」から、定価1,200円(税別)で販売されています。
Amazonをはじめとし、全国の各書店でも取り寄せ注文が可能です。
自由研究の選び方・まとめ方や、パパママが子どもに図形を教える本などユニークな題材でも人気の“子ども学力向上研究会”が手掛けてた学習書。
実はこの書き取りドリル、6年間の総復習シリーズとして、漢字の読み取りや計算のおさらい編もあるのです。
併せて学習することで、更に学習効果が得られそうですね。
「小学生の漢字1026字書き取りドリル」でできること
まずはじめに、本書でできることを紹介します。
お子様に合っているかどうかをチェックしてみてくださいね。
学年別に漢字がおさらいできる
ページ総数は約140ページと、ボリュームのある本書の問題は、学年別に分かれています。
そのため長期休みに取り組んだり、年度末の総復習として取り組むのにもぴったりです。
ステージごとに漢字の習得度をチェック
各学年の設問は、ステージ1〜4までで構成されており、空欄に漢字を埋めていくシンプルな問題から始まります。
更におくり仮名を含む問題に、漢字を書いて文章を作ったり、読み方の違いや対義語を学ぶ問題も。
漢字パズルや漢字力診断もあり
それぞれの設問をクリアした後には、漢字パズルに漢字力テストといった、漢字取得の確認ができるページも用意されています。
途中で分からなくなっても、各学年のトップページには漢字表が設けられているので、音・訓読みや送り仮名の確認ができるようになっています。
メリットや効果は?
書き取り力を鍛える「小学生の漢字1026字書き取り」ドリルですが、本書を活用することで得られるメリットはどんなことなのか、まとめてみました。
漢字学習で重要な“繰り返し学習ができる”
“やらなければいつまでたっても0点ですが、やればやるほど80点でも100点でも取れるのが、漢字学習なのです”と、子ども学力向上研究会は文頭で訴えています。
それほどに繰り返し練習をすることが大切だという考えの元、同じ漢字であっても形式を変えて繰り返し出題をしているのが分かります。
一度解けたら終わりではなく、繰り返し学習ができる工夫が凝らされているのが本書のポイントです。
チェックボックスの配置で復習がしやすい
間違った漢字をそのままにせず、あとでもう一度書いてみたり、不安な箇所を確認したりができるように問題の番号欄にチェックボックスが設けられています。
後で見た時にも分かりやすいので、復習がしやすい点もメリットだといえます。
兄弟姉妹でもシェアできる
高学年ともなると、復習は4年生くらいからでもいいかな・・・と思っているお子さんもいると思います。
兄弟姉妹がいる家庭であれば、一冊をシェアして使えるという思わぬ利点も。
漢字苦手男子がチャレンジ!試した感想は?
現在小4、漢字が苦手な長男が「小学生の漢字1026字書き取りドリル」に挑戦してみました。
1年生で習った漢字も非常に怪しいレベルです。
今までも復習といって1〜2年生のドリルを与えてみたのですが、大きく「低学年用」と掛かれているのが恥ずかしく、なかなか取り組んでくれませんでした。
が、このドリルについては総復習となっているので、本人も抵抗なく取り組めています。
チェックボックスが便利で、分からなかった漢字は家庭学習ノートに写し、当日もしくは翌日のうちに調べて改めて学習をしています。
「ちょっとマスが小さくて書きづらい」と嘆いており調べてみたところ、1マスあたりちょうど1センチでした。
漢字が苦手なお子さんにとっては、確かに少し小さめサイズかもしれません。
直接書き込まなくても、ノートに写すことで改善できそうです。
Amazonの購入レビューでもあったように、とにかくコツコツと続けることで、効果がありそうな予感。
“書けない”や“読めない”のあぶり出しをするにも、ぴったりな一冊です。
「小学生の漢字1026字書き取りドリル」で“書く力”を伸ばそう
1年生から6年生まで、全1026字の漢字を学べる「小学生の漢字1026字書き取りドリル」を紹介しました。
苦手の克服の第一歩としてはもちろん、短期間で効率的に漢字の復習をするにも、うってつけな学習本です。
毎日少しずつ、継続して取り組むことで着実に書きの一声だけではなく、一緒に頑張る姿勢と声掛けにも気を付けていきたいものですね。