小学二年生の算数では、後半になると図を用いて考える学習が出てきます。
九九や計算、文章問題には慣れてきても、図となると難しく感じますよね。
平面図形や辺・面・頂点、立体を学ぶにあたって、学習の手助けとなるのが「1・2年生の小学生ピタゴラス」。
自分自身で図形を作り、活用することで問題を解くのがスムーズになります。
低学年はもちろんのこと、就学前のお子さんにもおすすめの本商品を紹介します。
「1・2年生の小学生ピタゴラス」とは?
玩具メーカーでおなじみのPeople(ピープル)のピタゴラスシリーズは、算数・数学の先生の発明品として、1992年の発売から長く愛されている知育玩具です。
“脳を刺激!ひらめく頭に!”をキャッチコピーに、なんと1歳から遊べます。
実店舗ではトイザらス、インターネットではヨドバシ・ドット・コム、Amazonと気軽に入手が可能。
公式サイトでは、定価3,828円(税込)の価格表示となっています。※2023.3現在
どうやって遊ぶの?
結局は玩具だから、学ぶというよりも遊びになってしまうのでは?と思う方もいるかもしれません。
ですがこの“遊び”は、特に低学年の学習においては重要なポイントです。
手を動かして、遊び感覚を主体に“楽しく”問題に取り組める構成になっています。
様々な種類の図形に触れながら、形を覚えたり作ってみることで、頂点や辺・面について勉強をします。
しかも、それぞれのパーツにはマグネットが付いているので、組み立て時に崩れることなくスムーズに完成まで進みます。
特徴とメリット
30年の歴史を持つピタゴラスシリーズですが、活用することでどんなメリットがあるのでしょうか。
特徴も併せて紹介します。
楽しく学べる導入問題で図形の苦手意識がなくなる
算数のドリルにずらりと図形が並ぶだけで、大人だってやる気がなくなってしまいますよね。
本商品は問題を解くにあたっての、基本的な知識が示されている“学ぶページ”が用意されています。
直角三角形や正方形、長方形といった図形の名前や仕組みや辺・面・頂点についての説明が、分かりやすく書いてあるため苦手意識も薄れてきます。
自分で作るからこそ理解が進む
正方形の立体図形を頭でイメージするよりも、実際に目の前に図形があると問題を解いていく際にもスムーズです。
その図形を自分自身で作ることで、遊び感覚で楽しく問題に取り組める上、理解も断然進みやすいです。
新学習指導要領に対応している
口では説明しにくい図形の学習を、親子で一緒に納得しながら進められます。
形や数、大きさの感覚も身に付くことで算数の基礎力が底上げされることが期待できそうです。
小学二年生が試してみて分かったピタゴラスの魅力とは
直角三角形に正方形や長方形はどんな形?と言われると、よく分かっていない小学二年生の次男。
「1・2年生の小学生ピタゴラス」のパーツを見ると「おうちを作る!」と、せっせと組み立て始めました。
マグネットでしっかりとくっついてくれるので、薄いパーツながらも倒れることなく作品が完成しました。
作ったおうちを見ながら「おうちの屋根には、直角のかどがある三角形!これが直角三角形っていうんだね」と、ドリルを見ながら図形に触れていきます。
ドリルには階段やヘビ、牛の親子、豪華な椅子などたくさんの作品例が掲載されているので、作品作りに夢中になっている姿がみられます。
実際にカタチに触れることが、どれだけ理解に繋がるかが実感できました。
約20ページと、比較的易しく短いドリルではありますが、図形の基礎がぎっしりと詰まっている印象です。
3つのステップで徐々に学習ができたら、最後はチャレンジ問題へ。
どれもサクサクとこなせるのもあり、一日で全部できてしまう子もいるのではないでしょうか。
我が子も3日程度で全て終わらせたのですが、創作活動として、図形パーツはまだまだ活躍してくれそうです。
「三角と四角を使って、おもしろい作品を作るのが楽しかった!」
勉強というよりは、手先を使って楽しく遊ぶイメージで、ドリルは飽きることなくクリアしてくれました。
対象年齢は低学年ですが、年中や年長から楽しめそうな知育玩具です。
「1・2年生の小学生ピタゴラス」で空間認識力アップ!
手を動かし遊び感覚で、図形を学べる「1・2年生の小学生ピタゴラス」を紹介しました。
立体図形を頭で想像する前のステップとして、図形を作ってそれを見ながら問題を解いていくことで、空間認識能力がアップします。
算数が苦手なお子さんは、図形の学習でもつまづいてしまうことが多いと思うので、就学前や家庭学習の一環として取り入れることで基礎力が身についていくことが期待できそうです。
遊びながら無意識に図形を考えられる「1・2年生の小学生ピタゴラス」を、算数を楽しむきっかけにしてみてはいかがでしょうか。