ポケモン全般が大好きで、3歳の頃から親のスマホでポケモンGOを楽しんでいた小4長女が、ポケモンGO以上に熱中しているのが「世界の昆虫採集」です。長女は虫嫌いのため3年生の「昆虫の観察」といった単元でも少し困った様子。そこでアプリなら虫を好きになれるかなと「世界の昆虫採集」を渡してみたところ大ハマリしてしまったのです。さっそく「世界の昆虫採集」の概要や魅力、長女の変化についてお届けします。
「世界の昆虫採集」は現実の世界と同じ時間が流れる昆虫採集アプリ
「世界の昆虫採集」は昆虫採集アプリ。「世界の昆虫採集」の魅力は美麗な虫のイラストと虫を集めるシステムです。基本的に「木に虫の餌を設置して木を訪問してきた虫を捕まえる」というシンプルなゲームシステム。虫の餌は、虫をゲットするときに得られるポイントで購入できます。レアな虫をゲットすれば高ポイントを入手でき、高額な餌を購入できる仕組み。高額な餌はレアな虫が集まりやすくなります。
ミヤマクワガタやヘラクレスオオカブトといった子どもたちの心を鷲づかみにする昆虫はもちろんのこと、ハナカマキリやナナフシといった地味めの昆虫も登場。さらにゲットした虫は360度回転しながら観察できます。虫嫌いの親なら目を背けたくなるほどの精緻さで虫のお腹側も描かれているのです……！
「世界の昆虫採集ライト」と「世界の昆虫採集」の違い
「世界の昆虫採集」には無料版と有料版があります。無料版は「ライト」で有料版は無印です。無料のライトは途中まで無料でプレイできますが、その後は昆虫採集を進めることはできません。有料版は無制限でプレイできます。無料版ライトのプレイデータは有料版に引き継ぐことができないため、あらかじめお子さんにしっかりと伝えておく必要があります。
気持ちの切り替えが難しいお子さんは、ライトである少しだけプレイして気に入るかどうかを見極めた段階で有料版に切り替えたほうがいいかもしれません。切り替えできずに崩れてしまう子はライトでゲットした虫たちが無駄になることを受け入れられず、パニック状態になることも。我が家のグレーゾーンの小4娘はだいぶ気持ちを切り替えられるようになったため「ライトで集めた虫は有料版に連れて行けないんだよ」と伝えると涙目になっただけですみました。ですがこれが3年前なら親子で地獄をみていたはずです。
グレーゾーンや発達障害の有無を問わず、低学年の子どもと遊ぶときは最初から有料版を選ぶorしっかりと「ライトで集めた虫は有料版に引き継げない」と明言しておきましょう。
世界の昆虫採集ライト
有料版世界の昆虫採集
有料版の世界の昆虫採集のお値段はGooglePlay版500円、App Store版490円です。
「世界の昆虫採集」にドはまりした長女の感想！
長女は「世界の昆虫採集」に夢中になりました。現実の世界と同じ時間軸で虫が現れるリアリティーや虫のイラストもさることながら、彼女が惹きつけられたのがポイントシステム。レアな虫をゲットしてポイントをためて高級な餌を購入することに喜びを感じているようです。「ポイントがたくさん貯まったよ！」と目を輝かせながら何度も見せにきてくれました。
もちろん昆虫を集めることが楽しいらしく、寝る前に餌をセットして朝一番で虫たちを捕まえることが生活の一部となり、張り合いになっている模様。「虫のために早起きする」という想定外の副産物もありました。
「世界の昆虫採集」によって、長女が学んだポイントはこちらです。
- 虫には夜活動するものや朝方に活動するものなど、さまざまなライフスタイルがあること
- オスとメスで形状が異なる虫がいること
- 同じ種類の虫であっても、外見は大きく異なること
- 木や葉等に擬態する虫が存在すること
虫嫌いの長女にとっては学びの多いアプリだったと感じます。長女は夢中になっているものの、「現実の時間が展開するアプリ」だから常にアプリを開いてゲームばかりしている事態には陥りませんでした。時間が経たないと虫が集まらないことを知っているため、ほどよくゲームと付き合っているようです。この点も「世界の昆虫採集」の魅力だなと感じました。
「世界の昆虫採集」をおすすめする子、しない子
「最後に世界の昆虫採集」が向いている子とそうでない子をまとめておきますね。ダウンロードするかどうか迷っている方はぜひ参考にしてください。
「世界の昆虫採集」をおすすめする子
- 虫が大好き
- 虫が苦手で学校の授業でも覚えられない
- 収集系ゲームが好きな子ども（ポケモン好きはハマりそう）
- 虫が好きだけど、昆虫採集ができる環境にない子
「世界の昆虫採集」が向いていない子やシーン
- 気が短くじっくり待つことで癇癪を起こしてしまう子
- 公共交通機関や外食の待ち時間の暇つぶしにゲームをする場合
「世界の昆虫採集」は虫が好きな子、嫌いな子を問わず楽しめるゲームです。子どもの収集欲をほどよく満たしてくれながら、昆虫の生態や外観、名称等について学べます。ただし現実世界の時間と同じように時間が流れますので、なかなか虫が現れないことも。静かに待つために公共交通機関や外食時の待ち時間にプレイするには向いていないかもしれません。