わが家の小学1年生の次男は、勉強の反復練習がとても苦手です。算数の計算練習やひらがな、漢字のドリルが毎日のように宿題に出ますが、どうしてもモチベーションがあがらず、だらけながら何とかこなしている日々…。
2年生になるまでに、なんとか習慣づけをしたいと思っていたところ良さそうなアプリを見つけました!今回はスマホやタブレットで文字の勉強ができる、「Oska Writing」を試してみた結果を紹介します。
「Oska Writing」の概要
Oska Writingとは、「⼤⻄式漢字書字攻略法(Onishiʼs Strategies for Kanji Writing)」の頭文字を取ったもので、作業療法士の大西正二氏が制作したアプリです。
このアプリは【「覚えられない…。」漢字が苦手な子どもたちに新しい選択肢を。】というキャッチコピーのもと、クラウドファンディングによって得た資金で制作されたとのこと。
クラウドファンディングの紹介ページで、大西氏は以下のように説明しています。
「そもそも学習障害とは?知的な遅れや視聴覚の障害がなく、教育環境も整っておりまた本人の努力にも問題がないにもかかわらず、「読み書き」や「計算」など特定の領域で学習の遅れがみられる状態を指します。
「覚えられない…。」漢字が苦手な子どもたちに新しい選択肢を。
~中略~
漢字が苦手なお子さんに適した学習方法があれば、漢字を学びたいと思うお子さんもいるのではないでしょうか?私はこのように考え、漢字が苦手なお子さんの学習支援方法に関する研究を行い、今回のアプリ開発に至ります。」
私がこのアプリを見つけたとき、このような経緯があったことを実はまったく知りませんでした。しかし、アプリの説明やクラウドファンディングのページを読み、「とても良いアプリに出会えたのでは…!」と感じました。
子ども向けのアプリをダウンロードする際、私はかならず発行元をチェックします。今回のように素晴らしい目的のもとに作られたアプリに出会えると、とてもうれしくなりますね!
Oska Writingのアプリは、以下のストアから無料でダウンロードできます。
App Store:
https://apps.apple.com/jp/app/oska-writing-lite/id1528948593
Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gmail.oskawriting.free&hl=ja&gl=US&pli=1
※無料版と3,000円の有料版があるので、ご注意ください。小学2年生から中学生までの漢字は無料版では利用できません。
「Oska Writing」の遊び方
Oska Writingの遊び方はとてもシンプルです。アカウント名やメールアドレスの登録は不要で、すぐにプレイすることができます。
学べる内容は以下の9項目。
- ひらがな
- カタカナ
- 一年生のかんじ
- 二年生のかんじ
- 三年生の漢字
- 四年生の漢字
- 五年生の漢字
- 六年生の漢字
- 中学生の漢字
全部で何文字が入っているのかは不明だったのですが、とにかくすごいボリューム!フォントもシンプルでとても見やすいと感じました。
小学1年生が「Oska Writing」で遊んでみた感想
無料(ライト)版のアプリでは、ひらがな・カタカナ・一年生のかんじの3つがプレイできます。わが家はちょうど小学1年生なので、無料版でトライしました。
まずはずらっと並ぶ一覧ページを一緒にチェック。さっそく「あ!これ今日やったよ!」と、いくつかの漢字を教えてくれました。
タップして開くと、書き順を教えてくれるガイドつきの練習ページが出てきます。練習方法としては、ガイドにそってなぞるタイプと、手書きで自分の文字が書けるタイプがあります。
ガイドにそってなぞる場合、正しい書き順でないと進まない仕様なので、書き順の再確認もバッチリ。見やすいカラーで色分けされているので、知らない漢字でも直感的に進めることができそうです。
またそれぞれの漢字のページには、書き順だけでなく「熟語」や「例文」が載っています。学校のテストでも例文を作る機会が多くあるので、これも便利!
次男は、「みてみて!これ〇〇(自分のなまえ)のかんじだよね?」と、好きな漢字を見つけて早速、書き順をチェック。普段、紙のドリルは見向きもしないのですが、やはりスマホパワーはすごい……。
普段から操作しなれているスマホだと、サクサクと練習が捗ります。お遊びのゲームや動画ではないから、堂々とスマホに触れるのも嬉しい様子(笑)。
あっというまに20問くらいの問題にチャレンジし「これならあしたもやるー!」と宣言してくれました。
このアプリでは、漢字が苦手な子どもでも取り掛かれるように以下2つの手順で勉強できるようになっているそうです。
・「順番に覚えるのが得意なタイプ」の覚え方(漢字の最後の一画を1つずつ減らしながら、覚える画数を徐々に増やしていく方法)
・「色や位置などの複合的な情報で覚えるのが得意なタイプ」の覚え方(漢字の書き順によって色分けを行い、上記同様、最後の一画を1つずつ減らしながら、覚える画数を徐々に増やしていく方法)
わが子がどちらのタイプなのかすぐには分からなかったのですが、今後もトライして本人がやりやすい方法で進めてみたいと思います。
シンプルな学習アプリをお探しの方におすすめ!
このアプリには、広告や音楽が一切ありません。自分のペースで静かに勉強を進めたいお子さんも、安心して利用できそうだと感じました!
小学二年生以上は有料版が必要ですが、3,000円で買い切りなので決して高いとは感じません。ドリルを何冊も買うよりよっぽど安いのではないでしょうか。
学習障害に悩んでいるお子さんも、そうでない方も、どんな人でも使いやすいシンプルな勉強アプリです。Oska Writingについて気になった方は、プロジェクト概要のページをぜひチェックしてみてくださいね。