受験対策にも!社会の勉強本「小学4年生までに覚えたい世界の国々」

様々な国々の人々や食、暮らしの様子は、普段テレビで何気なく取り上げられていることが多いと思います。

小学二年生の次男はサッカーを習っていることもあり、ワールドカップを通して多くの国の名前を覚えました。

「これをきっかけにして、世界の国々のことをもっと知ってほしい!」

そんな思いで手に取ったのは、地理の参考本「小学4年生までに覚えたい世界の国々」。

  • 低学年のうちから世界地理に親しみを持ってほしい
  • 小学校で配られた地図帳を元にした家庭学習を考えている
  • 中学受験対策の一つとして今から取り組める教材を探している

このようにお考えの親御さんは、本書を用いて学習することで、高学年から始まる地理の勉強にもスムーズに取り掛かれるでしょう。

「小学4年生までに覚えたい世界の国々」でできること

文英堂から発行されているこの学習本は、書店やインターネットで定価950円(税別)で販売されています。

概要としてはクイズとパズルを使い、世界の国々の名前や位置、更には地形が覚えられるようになるというもの。

世界のことを知っておくと、何気なく見ている様々な国のニュースにはじまり、ワールドカップやオリンピックなどがもっと身近に感じられます。

小学校で配布される、地図帳を活用できる参考書としてもぴったりです。

特徴・おすすめポイント

書いて学ぶというよりは、ページのボリューム的に参考書の要素が強めな本書の内容。

その特徴を深掘りしてみました。

小学校低学年でも安心の読みがな付き

本のタイトルにもあるように、小学4年生以下の子ども向けということもあって、全ての文章には読みがなが付いています。

全体として文字も大きく、国の概要や暮らしの様子などについては、イラストが多く“読みやすさ”を実感できます。

なぞり書きや色塗り作業で楽しく覚える

本書の前半では、なぞり書きや色塗り作業を通じて、国の名前や位置を覚えられます。

習っていない漢字のなぞり書きも出てくるので、少し難しく感じるかもしれませんが“覚える”という視点で、挑戦してみるといいかもしれません。

また、3〜4年生の場合には逆に物足りなさを感じることも。

その際には暗記用として見るのにもおすすめです。

ランキング形式で地形が分かる!

  • 人口の多い国ベスト10
  • 面積の大きい国と小さい国ベスト5

このように、ランキング形式で地形を紹介しているので印象が強く、自然と頭に入ります。

またクイズ形式で「人口の多い国の三位はど~こだ!」というように、普段のやり取りの中でも復習として取り入れられそうです。

住居や衣服、あいさつまで!幅広く知見を深められる

  • カナダの丸太づくりの家やペルーの移動式の家
  • 韓国のチマチョゴリやインドのサリー
  • 各国の“こんにちは”と“ありがとう”のあいさつ

イメージがしやすいイラスト付きで、各国の様々な文化や言語に触れられます。

学習というよりは、楽しく興味として読める記事です。

力試しはクイズとパズルで!

世界の国々について楽しく覚えたあとには、クイズとパズルを用いた力試しとしてのページが設けられています。

それまでの内容をしっかりと覚えていないと少し難しく感じる印象ですが、ヒントが掲載されているので安心です。

低学年が試してみた感想

小学校二年生の次男と一緒に「小学4年生までに覚えたい世界の国々」を開いてみた感想をお伝えします。

日々の学習はなぞり書き中心で

記入式の問題については、前半はなぞり書きが中心であるため“言葉集め”感覚で取り組めます。

なぞり書きと実際に書いてみる二つの欄があるのですが“大韓民国”や“中華人民共和国”など、まだ習っていない複雑な漢字についてはひらがなで記入しました。

我が家の場合は、普段の家庭学習に1ページをプラスするくらいで、丁度良さを感じます。

毎日1つずつ世界の国を知るのが楽しい!

ページごとのボリュームとしては、読み物が多いです。

覚えておきたい情報が1ページに集約されており、国旗や有名なキーワードの記載があるため、サクサクと読み進められます。

“一日一ヵ国、世界の国に触れていこう”ということで、学校で指定されている音読の練習後に親子で一緒に取り組んでいます。

それぞれの国を説明するキャッチコピーも、いずれは語呂合わせ感覚で覚えていけそうです。

世界への興味が広がり新しい発見に繋がる

「オーストラリアに行けばコアラに会えるんだね!」
「サンタクロースがいるのはフィンランドなの?知らなかった!」

様々な新しい発見をしインプットすることで、その発見を早速お父さんに報告していた次男。

自慢気に覚えたことを話している様子を見て、インプットをすることはもちろん、アウトプットをすることの大切さを感じました。

各国の特徴や暮らしがコンパクトでシンプルにまとめられているため、調べ学習にも最適な一冊だと思います。

「小学4年生までに覚えたい世界の国々」で日本から世界に目を向けられる

高学年から本格的に始まる地理の学習は、急に覚えることは難しいでしょう。

普段から世界に目を向け、関心を持つための第一歩として「小学4年生までに覚えたい世界の国々」をおすすめします。

200に近い国がある中で、高学年や中学生になって世界のことを勉強する際に、知っていると役に立つ国のことを紹介してくれる一冊です。

世界中のニュースや出来事に関心を持ち、それが勉強に生きていくのではないでしょうか。

抵抗なく世界に目を向けてもらうためにも、低学年のいらっしゃるご家庭はぜひ手に取ってみてください。