小学生5年生からの英語の教科化に伴い「英語学習どうしよう」と悩んでいる保護者さんも多いはず。また中学生、高校生ですでに英語を学んでいるけれどどうも理解が薄いと頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちょうど我が家の長男も中学1年生に進学して、英語学習が本格化してきたため少しずつ授業についていけなくなるシーンが出てきました。そこで本格的に英文法を学べるアプリを探していたところたどり着いたのが「早打ち英文法」。さっそく「早打ち英文法」の概要と我が家の英語音痴の中1長男の取り組みについてご紹介します。
ちなみに本ブログで以前ご紹介した「小学生手書き漢字ドリル1026」を製作している学校ネット株式会社が制作したアプリです。
「早打ち英文法」は全編無料で学べる英語学習アプリ
「早打ち英文法」はAndroid端末やiPhone、iPadにインストールできるアプリです。全て無料で遊べますが広告が表示されます。画面の下部に常に広告が表示され、さらに単元を複数こなしていると、10秒程度のCM動画が流れます。
iPhoneやiPadであれば370円を支払えば完全に広告が非表示となります。しばらく遊んでみて、しっかりと取り組めるようなら早めに広告を非表示にしたほうがよいかもしれません。
価格:原則無料。370円で広告を非表示にできる
「早打ち英文法」で学べることと対象年齢
続いて早打ち英文法で学習できる内容と、対象年齢をご紹介します。
早打ち英文法で学べる内容を詳しく解説
早打ち英文法では、「be動詞」「分詞」「関係代名詞」「関係副詞」「仮定法」というように、文法ごとに単元が分類されています。さらにその中で「並び替え」や「空欄をうめる」といった問題が用意されています。また「中1レベル」「高校レベル」といった具合で学習レベルごとに問題がわかれていますので、現在のレベルに合った内容を学べます。
たとえば「仮定法」の「並び替え」ではこのような問題が出題されます。
「私が鳥だったらなあ」
並び替える単語:wish I a bird were I
正解:I wish I were a bird
解答するとすぐさま正解が表示され、ネイティブ音声で読み上げられます。すぐに復習できる点が◎。文法の説明等はありませんので、理解ができないときは教科書に立ち返る必要があります。
「早打ち英文法」は基本的に同じ単元、同じレベルであれば同一の問題が出題されます。したがって反復学習に最適です。英語学習はある程度のレベルまでは、モデルの例文を覚えておくことで対処できます。「早打ち英文法」は公文式のように、数をこなして暗記してしまうタイプの学習方法といえるでしょう。
「早打ち英文法」は小5〜高3、大人まで学べる!
「早打ち英文法」の中1レベルは「I am girl」のような初歩的なものからスタートできます。英語が教科化された小学5年生であれば、無理なく答えられるでしょう。保護者と一緒にコミュニケーションをとりながら進めれば、中1レベルは小学生もで解答できるかと思います。
もちろん現役中学生の授業のフォローにも十分な内容です。ある程度リズムで覚えたい「仮定法」などは非常に覚えやすいと感じました。大人の学び直しニーズにも応えられる内容です。
英語音痴中1男子の反応「これで勉強になるならいくらでもやるよ」
我が家の中1男子はすでに英語にアレルギーを持っており、書いて覚えることは絶望的な状態。授業がどんどん進み否定形や疑問形が出てきてしまうと苦手意識が噴出。脳が拒否しているようです。
だから「早打ち英文法」は遊びとしてではなく、勉強として取り組んでもらうことにしました。「早打ち英文法」をプレイすれば、英語の学習をしたとしてカウントするのです。我が家では「ドリルを●枚したらゲーム30分」というように勉強した内容によって、ゲームを解禁しています。「早打ち英文法」さえやればゲームで遊べることは、中1男子にとっては大きなモチベーションになったようです。
そして実際にプレイさせてみると、長男はやはり初歩の初歩からつまずいていたようで正答できませんでした。ですが「満点にならないことで次の単元に移らないこと」をルールとしていたため、何度も取り組み記憶してしまった様子。彼の頭には無数の例文が蓄積されるようになったため、今後の試験が楽しみです。
本人はゲーム感覚で勉強に取り組めることから、ストレスを感じていないとのこと。「これが勉強として認められるなら、延々とやっとくよ」と言っております。この調子で「早打ち英文法」を完全にマスターしてくれれば、英語学習への苦手意識はかなり軽減されそうです。
我が家の「早打ち英文法」取り組みルール
我が家の「早打ち英文法」の取り組み方をまとめておきます。
- 「早打ち英文法」のプレイ時間は勉強時間にカウントする
- 1単元を満点になるまでプレイする
- 初出のわからないことは教科書で確認する
「早打ち英文法」をライティングの教材にするとさらに記憶が定着しそうですが、長男は英語へのアレルギーが強いためあえてアプリで完結させることにしました。
「早打ち英文法」をオススメする子、しない子
最後に「早打ち英文法」をオススメする子としない子についてまとめておきます。あくまでも私の個人的な感想をもとにしてありますので、実際に「早打ち英文法」をダウンロードしてお子さんとの相性を見極めてから本格的に取り組んでくださいね。
早打ち英文法をオススメする子
- 英語が苦手
- 英語が得意で先取り学習をしたい
- 発音を確認しながら文法を学びたい
- 例文をたくさん記憶したい
- 書くことが苦手
早打ち英文法をオススメしない子
- 基礎的な単語や文法をまったく学習していない子(小学校低学年)
- すでに基礎的な英文法を習得しており、発展的な学習をしたい子
- 詳しい文法の説明を知りたい子
「早打ち英文法」は「ゲームの中で学ぶ」というよりも、「ゲームのように楽しく英語を身につける」というタイプ。ゲームとして取り組むと楽しくないかも知れませんが、勉強であれば十分に継続できると感じました。