生物の勉強をマンガ「へんなものみっけ!」で。いざ博物館の裏側へ!

生きものが好きな小5の息子。

それならば!と、生きものをテーマにした本を買って手渡してみたものの、忙しくて読む時間がないと言い訳ばかり。なかなか読んでくれないのが悩みでした。

読書に苦手意識のある息子ですが、マンガは大好き!

読みすすめながら、生きものの知識も自然と頭に入ってくる、そんな作品を探していました。

すると、「へんなものみっけ!」というユニークなタイトルのマンガを発見!

親の私が試しに読んでみることにしました。

博物館の裏側を描くという、なかなか出会わないテーマにすっかり魅了され、息子にも読んでみてもらうことに。小5男子が思ったこと、感想などをご紹介していきます。

「へんなものみっけ!」の概要 著者や掲載誌は?

著者:早良 朋(さわら とも)
掲載誌:小学館「月刊!スピリッツ」
販売店:BOOK SHOP小学館、書店、Amazonなど
発売日:毎月27日
価格:700円(税込)

早良氏は、福岡県出身。

マンガを描くために、国立科学博物館で働いていた経験があるそうです。

2016年11月号から小学館「月刊!スピリッツ」にて、デビュー作である「へんなものみっけ!」の連載をスタート。現在発売されている2023年2月号では、76話目を掲載中です。

コミック版の概要

発行所:小学館
販売店:BOOK SHOP小学館、書店、Amazonなど
価格:607円(税込)
既刊数:1~8巻

早良氏のTwitterによると、4巻(重版分は全巻)から総ルビにしているそうです。

平仮名を読めれば、小さなこどもでも読むことができるので、生きものが好きな子は必読の作品です!

「へんなものみっけ!」のあらすじ

市役所勤続3年の主人公、薄井 透が博物館へ出向になることから始まる物語。

ムダを省くことに使命感を燃やしていた薄井が、鳥類研究者の清棲 あかりと出会います。「好き」を突き詰めて、楽しそうに働く様々な研究者たちとの触れ合いによって、薄井が変わっていく様子を描いています。

マンガの中には、生きものが沢山登場!

鳥、海洋生物、昆虫、植物などを専門とする研究者たちも登場し、さりげない会話の中に、生きものの豆知識が盛り込まれていて、読んだだけで物知りになれてしまいそうです。

小5息子の感想

絵がダイナミックで読みやすい

内容が好きなテーマだったこともあって、すごい勢いでマンガにのめり込んでいった息子。

生きものの絵がダイナミックに描かれているので、とても読みやすく、一気に話の中に入り込めたようです。

息子は「1時間もかからずに読めちゃった!」と得意気。

1回目は、集中して短時間で読み、

2回目は、じっくり読み返して、豆知識をインプットしているようでした。

博物館の裏側ってこんなことしてるんだ!

「博物館って、ただ標本とかを展示して、定期的にメンテナンスをするだけの所だと思ってた!」と息子。

博物館の裏側で解剖が行われていたり、大きな冷凍庫の中には、交通事故にあった動物の死骸などが沢山入っていたりと、マンガの中で描かれているシーンは、意外なことばかりだったようです。

時には、事件解決のために、被害者に残されていた痕跡を調べてほしいと、警察が博物館に訪ねてくることも。親子で、「へぇ!そんなこともあるんだ!」と驚きました。

100年後にも届く仕事ってすごい!

何を省くかばかり考えてきた薄井とは違い、何を残していくかを常に考え、より多くの生きた証を残そうとする清棲の姿勢に、薄井は心を動かされていきます。

息子も、「博物館で集められたものって、確かにずっとずっと残っていくものだよね!そう考えたら、そこで働く人ってすごい貴重な仕事をしているね。」と言っていました。

どんどん続きが読みたくなるマンガ

知りたくても、なかなか知ることのできない博物館の裏側。

そのレアな世界がマンガの舞台なだけに、「あっという間に、物語の世界に引き込まれた!だからどんどん続きが読みたくなった!」と息子。

親の私までも、久々にわくわくしながらマンガを読むことができました。

生きものに熱い思いを持ち、生き生きと働いている研究者たちによって、薄井がどのように変わっていくのか。これからまた、どんな生きものが登場するのか。

息子と「続きが楽しみだよね!」と話していました。

「好き」を職業に!をイメージできるマンガ

「へんなものみっけ!」は生きものや博物館好きにはたまらない作品ですが、それだけではなく、意外と「好き」を職業にしている人たちの様子を知ることができるマンガだと感じました。

まだ小5の息子ですが、近い将来、進路を考える時期が訪れます。

日頃から、生活の中でわくわくすることや、没頭できることを、今から見つけていってほしいと、伝えてはいるつもりです。

今回、マンガを通して、職業体験ができているような感覚を得られたことは、すごく素敵だと感じました。

生きものが好きな子だけに限らない、「生き生き働くってこういうこと!」を知りたい子にもお勧めです。ぜひ親子で読んでみてください!