2022年11月に見られた、皆既月食と天王星食。
国立天文台によると、皆既月食中に惑星食が起こるのが、442年ぶりということもあり、わが家でも鑑賞を楽しみました。
3人のこどもたち(小5・小2男子・年長女子)も、珍しい現象を目の当たりにして、惑星への興味がさらに深まった様子。
これを機に、知識を増やしてもらえたらと、塗装から組み立てまで、DIY感覚で楽しめる「ソーラーシステムプラネタリウム」を試してもらうことにしました!
長男は「早く色を塗ってみたい!」、次男は「学校の図書館で宇宙の本を3冊借りてきたよ!これで惑星がどんな色か調べられるね。」とやる気満々。
こどもたちと組み立てた様子をご紹介していきます。
ソーラーシステムプラネタリウムとは?
今回購入した「ソーラーシステムプラネタリウム」は、プラスチックで出来ている惑星に、自分で塗装、組み立てをしていくおもちゃです。(Amazon 税込1,980円)
使用説明書は、英語、中国語のみ。日本語は記載されていませんでした。
長男は、手順の絵や漢字から、やり方を推測していましたが、絵の具などの説明は、英文を和訳してあげる必要がありました。
最初は、大人が目を通してあげると、スムーズに取りかかれると感じました!
いざDIYスタート!
まずは惑星を組み立てよう
AとBのプレートに、惑星の半球がそれぞれセットされています。
切り離す時に、ニッパが必要ですが、わが家では万能はさみで切ることが出来ました。
1つの惑星を作るには、AとBのそれぞれからパーツを取らなければいけないので、その点は注意が必要です。
長男は、はやる気持ちを抑えられず、一気にパーツを切ってしまったので、形の似た惑星同士が混ざってしまうアクシデントが!2つほど、上下別々の惑星になってしまいました。
すごい!惑星に凹凸がある!
ただの丸だろうと思っていた惑星に、なんと模様があるではありませんか!
こどもたちと、「よく出来ているね!色を塗りやすいし、リアルな仕上がりになりそうだね!」と盛り上がりました。
8つの惑星が無事完成したら、次はスチールの棒を挿していきます。
予備も1本ついているので、なくしてしまっても安心です。
待ちに待った塗装タイム!
塗装を始める前に、付属品のサンドペーパーで惑星の表面をこすっていきます。
準備が出来たら、いよいよ色つけタイム!
「赤・黄・青・緑・橙・紫・白」の絵の具をどう使おうか、こどもたちもワクワク。
使用説明書には、「Brown=Red+Yellow+Little black」のように、色の作り方も書いてあり、作る色の幅が広がりました!
ただ、黒が含まれていないので、灰色や茶色を表現したい場合は、あった方が便利です。
白だけは夜光塗料になっていて、暗闇でも光るとのことでしたが、わが家では塗る量が足りなかったのか光りませんでした。
あれ?太陽と地球の色しか分からない!
まずは太陽と地球の色つけから始めた長男。
この2つは良く知っているからか、色もイメージ出来て、手をつけやすかった様子。
塗り終えたものは、食品用のトレーを再利用して、その上へ。
サイズが似ている惑星もあるので、事前に名前を書いて、置く場所を決めておけば分かりやすかったなと感じました!
太陽と地球を塗り終えると、「他の惑星って何色だろう…」とつぶやいた長男。
インターネットや本で調べながら、「へぇ!天王星ってこんな色なの?!」などと言いながら、学びの連続でした。
塗り終えたら台にセット!
最初、「どこにどの惑星をはめるの?」と迷っていたこどもたち。
よく見ると、グレーの台にそれぞれの惑星の名前を発見!
太陽との距離も書いてあって、距離感もイメージしやすい作りになっています。
完成!地球って意外と小さい!!
組み立てたプラネタリウムを見た感想は、「地球は意外と小さい!!」というものでした。
太陽系全体を眺めることが出来るので、惑星のサイズ感がとにかく分かりやすい!
惑星が太陽の周りを回っていることは知っていても、親子揃って、位置関係まではイメージ出来ていなかったので、とても勉強になりました。
5歳の長女は、「よくぶつからないで回ってるね!」と目を丸くしていました。
自然と天文学の勉強ができた!
「ソーラーシステムプラネタリウム」の良さは、「自分で色塗りをするところ」だと感じました!
惑星の色が分からないことで、自分で調べてみることにつながって、ついでに他の豆知識も得ることが出来ていました。
「土星も木星もガスで出来ているんだよ。」「火星は地球と似ている部分も多いんだよ。1日の長さもほぼ同じで、四季もあるんだって。」と長男。
得た知識を嬉しそうに教えてくれました。
「地球も、大きな太陽系のほんの一部に過ぎないんだね。普段の悩みも、少しはちっぽけに感じるね。」と、こどもたちと話していました。
こどもたちの心にも、「かけがえのない地球を大切にしないと!」という気持ちが芽生えたようで、遊びながらも、とても素敵な気づきが出来ました。