親世代も熱中した経験をお持ちの方が多い桃太郎電鉄。「都道府県と各地方の主要な駅、名産品は桃鉄で覚えた」という声をよく耳にするように、桃鉄は社会、とくに地理のお勉強に役立つゲームです。そこで我が家でも桃鉄を購入して子どもたちとプレイしてみました。すると地名を覚える以外にも、予想外の収穫が!さっそく我が家の小4小1女児たちの桃鉄プレイ体験をご紹介します。
桃太郎電鉄をひと言で表すなら「多機能なすごろく」
桃太郎電鉄は、プレイヤーが鉄道会社の社長になって目的地を目指しながら、お金を貯めて全国各地の不動産を購入するゲームです。最終目標は総資産日本一。
すごろくに人生ゲームの要素が強くプラスされており、止まった駅によってラッキーなカードやお金がもらえます。また「駅」に到着すると、その土地に根ざした観光や産業に関する物件を購入可能。桃鉄をプレイするために求められるのは、簡単な土地勘とお金の概念。小学生以上のお子さんであれば、楽しめると思います。
ただし、プレイヤーのひとりに「貧乏神」がとりついて、さまざまな悪事を企てます。お子さんに貧乏神が憑依すると、お子さんが絶望したり、悲しみにくれたりとなかなか厄介なことになることだけはご留意ください。
令和の桃太郎電鉄の購入方法!ダウンロード版vsパッケージ版のメリット・デメリットも解説
続いて桃太郎電鉄の購入方法とメリット・デメリットをまとめておきますね!
ダウンロード版の購入方法とメリット
桃太郎電鉄のダウンロード版はAmazonやNintendoSTOREで購入できます。Amazon、Nintendoともに価格は6930円。いずれで購入しても使い勝手は変わりません。
ダウンロード版で買うメリットは、すぐにプレイを開始できること。またソフトを紛失して遊べなくなるリスクがゼロな点も大きなメリットです。
デメリットはNintendoSwitchのストレージを圧迫することです。他のソフトもダウンロードで購入している場合、空き容量が足りなくなってしまい、使用頻度が低いゲームを一時的に削除する必要があります。またソフトを挿入しなくてもプレイできてしまうため、親の目が届かないときに、子どもたちがプレイをして喧嘩が発生するリスクも想定できます。
Amazon:
NintendoSTORE:
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000018271.html
パッケージ版の購入方法とメリット
パッケージ版はAmazonや楽天、大手家電量販店等で購入できます。パッケージ版のメリットは、NintendoSwitch本体の容量を圧迫せずに遊べること、親がソフトの使用を管理できること。そして何よりも「売れること」です!
パッケージ版のデメリットは、ソフトを紛失するリスクがあることです。NintendoSwitchのソフトはとても小さく、うっかり掃除機で吸い込んでしまう事件が発生する可能性があります。
Amazon:
ダウンロード版とパッケージ版のメリット・デメリットをまとめておきますね!
ダウンロード版 | ソフトウェア版 | |
メリット | ソフトを紛失するリスクがゼロ 欲しいと思った日にプレイを開始できる | 本体の容量を気にせずにプレイできる 親がソフトを管理できる 遊ばなくなったら売却できる |
デメリット | ストレージが圧迫される 親の目が届かないところで子どもたちがプレイして、喧嘩が発生するリスクがある | ソフトを紛失するリスクがある |
桃太郎電鉄の基本的なプレイ方法を解説!
桃太郎電鉄で遊んだことがない方に向けて、遊び方をご紹介します。過去作と操作感やプレイ方法は変わりませんので、プレイ経験をお持ちの方は、読み飛ばしていただいてOKです。
チュートリアルに従ってプレイ人数やコンピューターの強さ、コントローラーを設定してスタート
桃鉄は、初見で説明書を見なくてもプレイを開始できる親切設計です。これまでNintendoSwitchのゲームに親しんでいない小さなお子さんでも無理なく遊べます。プレイを開始したときの基本的な操作は「サイコロを振ること」、「目的地に向かって電車を進めること」の2つだけ。状況に応じて、買い物をしたり、カードを使ったりといった判断は必要になりますが、数回プレイすればコツを掴めます。
お子さんとプレイする際のおすすめ設定
桃太郎電鉄は、プレイ開始時にプレイ年数を設定できます。大人同士で楽しむなら最長の99年を選びたいですが、子どもと遊ぶ場合は3年から7年がおすすめ。プレイ時間が長くなりすぎると、日常生活を圧迫してしまいますよね。
また桃太郎電鉄は4人プレイが基本。人間のプレイヤーが足りないときは、コンピューターがメンバーに加わります。コンピューターの強さを設定する際は一番弱い「豆鬼」を強く強くオススメします。とくに低学年のお子様と遊ぶ場合は豆鬼が必須です。豆鬼がいなければ厄介な貧乏神の引き受け手がおらず、楽しいゲームタイムが地獄と化します。

桃鉄をプレイした子どもたちの感想
我が家の娘たちに桃鉄をプレイした感想を聞いてみました。彼女たちはそれぞれ楽しめたものの、やはり小1の次女にとっては辛いことも多かったようです。
小4長女「めっっちゃ楽しい!次いつやるの???」
小4長女は桃鉄をいたく気に入った様子です。親と同じ土俵でプレイできるのが楽しい模様。たしかにサイコロを振る運ゲーですので、年齢による実力差は出にくいです。カードの効果的な使い方も理解できれば、対等に勝負できます。
「めっっちゃ楽しい!次いつやるの?」と前のめり気味です。知っている駅名や地名が出てくると「ここ知ってる!夏休みに遊びに行ったところだよね!」と大興奮。ただし貧乏神に取り憑かれたり、イベントで資産を半分奪われたりすると、しっかり落ち込みます。
小1次女「もういやだよ〜!貧乏神こないで〜!」
鼻息荒くプレイをしていた長女とは対象的に、不平不満が多かった次女。親が忖度をしたものの、次女は貧乏神に取り憑かれるターンが多く、頻繁に悪いイベントが発生していました。「また貧乏神なの???」と憤慨する次女を宥めるのに、親はひと苦労です。
親目線!桃鉄で小4&小1はこれを学んだ!
桃鉄によって我が子達が何を学んだのか、親目線で観察してみました。
小4は桃鉄適齢期!!
長女に関しては、桃鉄をやってよかったと心から感じました。その理由が以下の2つ。
- 全国の地名、駅名を覚えられる
- 5桁以上の数字の入門になる
意外にも現在の学習内容にマッチしていると感じたのが5桁以上の数字です。4年生の1学期は億や兆といった大きな数字の単元があります。ちょうど億や兆を学校で学び始めたときに桃鉄で遊んだため、大きな数字に抵抗なく取り組めました。
もちろん地理も◎。社会では日本全国の都道府県についての学習がスタートしたため、ジャストタイミングです。
文字と数字に親しめるから小1も○
小1の次女にとって、桃鉄はゲームとしては思いっきり楽しめたとはいえませんが、学校の学習にとってはプラスになったと感じます。
まずは画面に表示される文字を読むことで、黙読が鍛えられたこと。またプラスだけでなくマイナスという概念が存在することを知ったことです。小1になりたての次女にとって、まだまだ全力で楽しめるゲームではありませんでしたが国語、算数、生活の勉強にはプラスになったかなと思います。
桃鉄は社会だけでなく、算数や国語力も鍛えられるゲームだった!
我が家にとって桃鉄は社会だけでなく算数や国語力も鍛えられるお勉強ゲームでした。最初は「都道府県を覚えてくれるといいな」と思っていましたが、意外に算数や国語にも貢献してくれます。ただし、桃鉄は駅を目指すゲームですので、都道府県名や県庁所在地そのものを覚えられるわけではありません。都道府県名と県庁所在地を覚えたい場合は、別のアプローチもプラスするとよいかなと思います。桃鉄で日本各地への興味関心がアップしているときにインプットすると覚えも早そう!