皆さんのご家庭では、子どもに対してお金の考え方を教えたことはありますか。
大体の方が「いいえ」と答えるかと思います。
学校では教えてくれないお金のことは、普段の生活でどのように取り入れたら良いのでしょうか。
今回は、社会勉強の第一歩としておすすめしたい「おにぎり屋さんのカードゲーム」を紹介します。
低学年〜中学年の子どもにぴったり、お金のことを勉強できる気軽なゲームなのでぜひ、この記事を読んで購入を検討してみてください。
おにぎり屋さんのカードゲームの概要
一見、ごっこ遊びを思わせるままごとのセットのように思えますが、そうではありません。
このゲームでできることをまとめてみました。
おにぎり屋さんの経営
付属品として、お米やおにぎりの中身のネタが描かれているカードにサイコロ、紙製のお金が入っています。
おにぎり屋さんの店長になって材料を仕入れ、おにぎりやお弁当を作り販売をするという内容です。
最後に所持金(売上)が最も多い人が勝ち、というシンプルなゲームなので、低学年にも分かりやすいです。
プレイ人数は2人~できる
遊び方はプレイ人数によって2通りの方法があります。
最大7人まで対応可能なので、兄弟姉妹・家族、大人数での友達間と遊び方は様々です。
コスパの良い価格設定
カードゲームとはいえ、購入に迷う原因となるのは価格面ではないでしょうか。
おにぎり屋さんカードゲームは、参考価格が803円と、良心的な価格設定です。
更に、アマゾンをはじめとするネットショップであれば、タイミングによって500円台で購入も可能。
教材を揃えるよりも圧倒的に安く、家計にも助かります。
カードやお金は全て紙製で破れやすいデメリットはありますが、ラミネートやセロテープでの補強をすれば問題ありません。
ゲームを通して得られるメリットとは
これまでは、おにぎり屋さんカードゲームの概要を解説しました。
次に、実際にゲームで得られるメリットを紹介します。
たし算や引き算が楽しく覚えられる
おにぎり屋さんを通して身に付くのが、たし算・引き算のやり方です。
「所持金が100円あるから、10円のたくあんと30円の鮭を買おうかな」
このように思った時に、無意識に“100-(10+30)=60”の計算が成り立つのです。
暗算ができなくとも、手元にあるお金を動かして、自ら正解を導くことができます。
計算プリントよりも、実践的で計算のイメージが湧きやすいですね。
お店やさんの楽しさが分かる
誰しもが漠然と憧れるお店やさんの疑似体験ができるので、ゲームを通してお店やさんがどのように経営されているかが分かります。
リアルな経営の経験ができることで、お店やさんへの憧れが強くなったり、大人になってからの金銭感覚の基盤が構築されるような気がします。
子ども目線と親目線で商品のレビューを紹介
お金のことについては、教えるということがなかった母である私。
おにぎり屋さんカードゲームを通して、子どもとお金の回し方について遊びながら考えてみました。
ごっこ遊びの延長で学べる
「経営ってなに?」
小学二年生の次男、まずはここからのスタートです。
おにぎり屋さんでお金を稼ぐためにはどんなことが必要か、おにぎりのお金イコール本当の利益ではないことを説明します。
「言葉で説明するのは難しいから、まずはやってみよう!」
保育園の頃からごっこ遊びが大好きだった次男は、おにぎり屋さんになろうと張り切っていました。
ケーキ屋さんやお花屋さんは女の子のイメージが強いですが、おにぎり屋さんであれば男女関係なく楽しめます。
どうやって儲ける?頭を使って考えよう
おにぎりの形をしているカードの“おにぎりマーカー”を持っている人がスタートプレイヤーで、サイコロを最初に振ることができます。
基本的ルールは自分の番が来たらサイコロを振り、「仕入」の目が出たら、材料カードをめくって順番に仕入を行います。
そして「開店」の目が出たら、できた商品を売っていくことを繰り返し、山札が無くなった時点でゲーム終了です。
慣れないうちは少し難しく感じますが、何度かプレイしていると“安く仕入れて、ちょっと高くして売る”というお金の仕組みが分かってきたようです。
売り方にも性格が表われる
おおざっぱな性格の長男は、おにぎりよりもはるかに高い弁当を売ろうと、一攫千金を狙っている様子です。
対して慎重派な次男は、おにぎりをたくさん売ろうとコツコツと売上を伸ばしていきました。
たかがカードゲームと思いがちですが、ゲームスタイルを見ていると個性や性格がよく表れます。
思うように材料が揃わず負けてしまった長男は「次はちゃんとやる!」と、闘志を燃やしながら再チャレンジをしていました。
お金について学ぶ機会になった!
今の子ども達の親世代は、駄菓子屋さんが近くにあった、という方も多いのではないでしょうか。
一つ数円〜数十円のお菓子をめいっぱい買うために、教えられたわけでもなく、頭で計算をしながら購入したものです。
また、欲しいものに対してお小遣いを貯めたり、時にはお手伝いをして小銭をもらったり。
お金を得ることで何かを学ぶ機会が多かったのかもしれません。
今となっては駄菓子屋の廃止や、共働きによりこども達が放課後、自由に遊べない環境もあって“お金を使わない”子どもが増えているように思います。
そんな中でカードゲームを通してお金のことを学べるのは、私たち親にとっても、子どもにとっても良い機会になると感じました。
おにぎり屋さんカードゲームでお金の勉強が手軽にできる
小学校低学年から始められる、おにぎり屋さんカードゲームを紹介しました。
コスパが良く、普段の遊びに気軽に取り入れられるシンプルな知育玩具です。
- お金について学ぶことで経営基礎が自然と身に付く
- たし算や引き算の練習になり計算力がアップする
- どうすれば利益が生まれるか考察する力がつく
少人数でも大人数でも盛り上がるので、子ども同士の集まりや遊びのツールとしても最適です。
お手頃価格で手に入るので、ぜひ購入しておにぎり屋さんになりきってみてくださいね。