「そんなの関係ない！」で一世を風靡したお笑い芸人小島よしおさんが小学生向けYouTuberとして人気を博していることをご存知でしたか？我が家は知らなかったのですが、「算数をわかりやすく教えてくれるのよ」とママ友から聞いてチェックしてみると、小4だけど九九が苦手な長女にぴったりのコンテンツが！さっそく挑戦してみました。算数は得意だけれど九九だけが覚えられないザ・グレーゾーンの小4長女と、定型小1次女の反応はいかに？
小島よしおのおっぱっぴー小学校は親&子どもに大人気のYouTubeチャンネル！
小島よしおのおっぱっぴー小学校は小島よしおさんが主に小学校の算数を教えてくれるYouTubeチャンネルです。小学校1年生の時計の読み方から2年生の九九、4年生の図形に4年生の約数、6年生の分数×整数など、子どもがつまずきやすい単元を中心に展開されています。
小島よしおさんは早稲田大学教育学部国語国文学科を卒業した高学歴芸人です。教育学部卒業ですが、教育免許は未取得。とはいえ教育学部を卒業していますし早稲田大学に入学した実績もありますので、教えてくれる内容にも信頼が持てます。親としても「安心して見せられるコンテンツ」といえそう。
動画の視聴はこちらから！
https://www.youtube.com/channel/UC-46-Tim9-pbw6BfG6bBnmA/videos
小島よしおのおっぱっぴー小学校を子どもたちに見せようと思った理由はグレーゾーンの長女
小4の長女（10歳）は発達障害の傾向があります。保育園時代は療育にも通っていましたし、小学校低学年時代は切り替えの苦手さで苦労もしました。今は情緒的には落ち着いているものの、やはり学習面でさまざまな苦手が顔を出します。その1つが「九九」でした。比較的理解力はあり、算数に抵抗なく取り組めた長女ですが、九九で初めての挫折を味わったのです。
かけ算は理解できているし、口頭でもペーパーテストでもかけ算は解けます。でも九九は覚えられません。意味もなく覚える行為が苦手なのか、興味が持てないのかわかりませんが、とにかく手を変え品を変え取り組んでも結局全部を覚えることはできませんでした。
九九ができなくても、かけ算ができるから一応その後の学習では挫折はしていないのですが、スピードについていけなくなるシーンが増えてきます。3年生で学ぶ割り算、割り算の筆算、3桁のかけ算の筆算などは、九九を覚えていればスイスイ解けますが、その都度計算するとなると他の子どもたちより時間がかかってしまうのです。
これはやはり九九を乗り越えなければならないと覚悟した私は長女におっぱっぴー小学校を見せることにしました。
失敗！九九アレルギーの長女に勉強感を感じ取られ……
我が家の子どもたちにとって、YouTubeは毎日のタスクが全て終わった後の20分間のみ視聴できる極上のエンターテイメント。だから、その時間にお勉強のYouTubeを見せるのは気の毒です。そこで夕食後ののんびりタイムにテレビでおっぱっぴー小学校の九九を流してみました。結果は、長女に関して言えば大失敗でした……。せっかくなので、リアルな感想をご紹介します。
小4長女「なんでお勉強を流すの！今日はお勉強したよ！」
タイトルの通り、のんびりタイムにお勉強YouTubeを流したことは長女の逆鱗に触れてしまいました。理科や化学系なら好きだから文句は言いませんが、彼女は九九にアレルギーを持っています。いくら楽しそうな雰囲気であっても九九を教えられることに強い抵抗を感じたようで、怒ってしまいました。また小島よしおの楽しい雰囲気やゴロ合わせをおもしろく感じられなかったようで、リビングを出て自室に……。ちょっと心配して覗いてみると、自室ではお勉強漫画とは知らずにDr.STONEを読んでいました（笑）。
九九が苦手な長女には、だまし討ちのように見せるのではなく、「お勉強の時間」としておっぱっぴー小学校を見せたほうがよかったと反省しました。ルーチンのお勉強の代わりにYouTubeを見せるのであれば、むしろ喜んで受け入れてもらえたように思えます。ただしグレーゾーンでかすかなこだわりが残っている長女は、一度受け付けないと感じたものは二度と見てくれません。長女向け教材としては、おっぱっぴー小学校はお蔵入りです。残念……。
小1次女「やぎとくじゃくが夏休み！8×9は72！」
怒って視聴を中断した長女とは裏腹に、興味津々でおっぱっぴー小学校を見てくれた次女。ちょうど九九の八の段を見ていたのですが、なんの抵抗もなく小島よしお先生の語呂合わせを笑いながら暗唱していました。そう！これ！私が求めていた反応はこれ！と嬉しくなっちゃいます。小1の次女にはこのまま、小島よしお先生に九九を教えてもらうつもりです！
おっぱっぴー小学校は子どもの心を掴むYouTubeチャンネル！子どもの性格によって見せ方を考えればOK！
我が家の長女は、グレーゾーンならではのこだわりとへそ曲げを発揮してしまい、おっぱっぴー小学校はハマりませんでした。でも定型小1次女は楽しく算数を学んでいます。
冷静に分析したところ、長女は共感性羞恥が強い傾向があるため小島よしおさんの芸風が恥ずかしかった可能性があります。同じグレーゾーンであっても、共感性羞恥が弱めなお子さんであれば、無理なく九九を覚えられるのではと感じました。
遊びではなく、お勉強の時間としてカウントすることで、無理なく取り組める可能性もあります。お子さんの特性に合っていそうなら、強くオススメしたいです！