共働き家庭が多く、家で過ごしたり、習い事をしたりと忙しくする小学生が増えました。
放課後には、公園や近所の友達の家で遊んだりしていた30代後半の私ですが、今はオンラインゲームの普及により、おうちで時間を過ごす子どもが多いですね。
おうち時間が増える中、子ども達と遊べるアナログゲームがないかと探していたところ、出会ったのが「グラビティ・メイズ」です。
オンラインゲームにはない手先の動作と、迷路を完成させようと考察する力が身に付くこのゲームの良いところを、今回は紹介していきます。
「グラビティ・メイズ」の概要
グラビティ・メイズは、世界中で数々の賞を受賞する教育ツールを開発している、ThinkFun(シンクファン)社が開発したゲームです。
「学ぶことは、楽しくあるべき」をコンセプトに、アメリカの脳トレゲームとして、日本での認知も広まってきています。
問題カードに示されたタワーをセットし、ボールがゴールまで到達するように立体迷路をプログラミングする、といったゲーム内容です。
対象年齢は8歳から、プレイヤーは1人でも、数人でも楽しめる内容です。
遊び方について
問題カードに描かれている色のタワーを用意し、指定された位置に配置します。
追加するタワーの色が指定されているので、これに従ってスタートからゴールまで、どのようにボールが転がるかをイメージしながら、タワーを設置します。
タワーを設置し終わったら、実際にボールを転がして、ゴール(赤タワー)までたどり着くかを検証!
「ボールは重力で高いところから低いところへ動く」ことを頭に入れながら、失敗と検証を繰り返してゴールを目指していきます。
オススメポイント
小2・小4の我が子が「グラビティ・メイズ」にチャレンジして、実際にオススメだと感じたポイントを紹介していきます。
じっくりと見て、考える力が付く
普段の勉強でも「分からない」と投げやりになることが多い、我が子たち。
グラビティ・メイズのタワーを見るやいなや、じっくりと形を見て、穴の空いた箇所や傾斜を確認していきます。
「早くボールを転がしたい!」
サクサクとタワーの設置を完了させ、いざボールを入れてみますが、虚しくもタワー以外の箇所に落ちてしまいます。
「今、右に落ちちゃったから、右側にタワーを設置してみよう!」
ただタワーを設置するだけでなく、通り道になるようにと確認をしながらの考察が必要です。
兄弟で話し合いながら、穴や傾斜の位置をチェックしつつ、ちょっとずつですがボールはゴールへと近づいていきます。
失敗をして、原因を考えて、新たに解決へと導くように進めていく姿。
普段はみられない光景に、新鮮な気持ちが湧きました。
二年生でもできる!達成感を感じられる
7歳の弟は、なかなかコツを掴むことができず、グズグズしてしまいました。
問題カードの裏面には、組み立ての解答が付いているので、それに習ってタワーを組み立ててみることにします。
解答を見ながらだったら簡単と思いがちですが、一つでも設置を間違うと、ボールはゴールにたどり着きません。
穴や傾斜の位置を見直しながら、自分で考え正しい設置をしていきます。
無事に解答通りのタワーを設置し、ボールがゴールまで運ぶと「できた!」と満面の笑顔。
年齢に応じてゲームのやり方が選べると同時に、達成感は兄と同じように感じられたようです。
シンプルなゲーム内容は大人もハマる!
母である私も挑戦してみましたが、シンプルながらも奥深いゲームだと感じました。
タワーは縦にはめるだけでなく、横に設置したり、違う色同士のタワーを組み合わせたりと頭を使います。
どうしてもゴールに届かずボールが落ちてしまうとイラっとするのですが、ゴールまで美しくボールが運ぶと、なんともいえぬスッキリ感!
「ここにはどの向きでタワーを設置したらいいのかな」
「ちょっとだけ解答を見てみようよ!」
こんなコミュニケーションを取りながら、家族で盛り上がれる脳トレゲームです。
問題数は60問!レベルに応じて長く遊べる
問題カードは全部で60枚用意されており、難易度は4段階に分かれています。
少しずつレベルを上げながら、自分の限界にチャレンジ!
パズルやレゴ・プラモデルなど、何かを作ることが好きな子どもにとっては、大好きなゲームではないでしょうか。
イメージ的には、ピタゴラスイッチのような感覚です。
「グラビティ・メイズ」は結論から考える力を身につける立体迷路ゲーム
指定された色のタワーを使って迷路を組み立て、ボールをゴールへと運ぶゲーム「グラビティ・メイズ」を紹介しました。
- ボールをゴールまで運ぶための順路を考える集中力
- 「どうすればゴールに辿り着くか」と考える考察力
- 自分で考え抜いて解答を見出す達成感と自信
グラビティ・メイズは、これらの力が育まれるゲームです。
シンプルだからこそ、飽きずに継続して取り組めるので、家族とのコミュニケーションの一環としても楽しめるのではないでしょうか。
オンラインゲームばかりをやっていて心配だと感じる保護者の方は、ぜひご自身も含めてみんなでトライしてみてください。