社会の授業で触れられる47都道府県の学習は、小学校四年生で習います。
都道府県名や地形など、暗記に苦戦している子どもも多いのではないでしょうか。
地理の学習に投げやり気味な子どもに、なんとか興味を湧かせたい!
そんな思いで手に取ったのが「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」です。
暗記をするのに理想的である“自然と覚えられる”ことに焦点を当て、その充実した内容を紹介します。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」の特徴
JTBパブリッシング発行の「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」は、全256ページ、持ち歩きに便利なA5サイズです。
価格は定価1,300円(税抜)で、インターネットをはじめとし各書店で販売中。
ちょっとしたプレゼントにもオススメできる、本書の特徴を紹介していきます。
旅行情報誌でおなじみ“るるぶ”の学習本!
旅行の際に、誰しもが手に取ったことのある“るるぶ”シリーズです。
発行点数世界最多の旅行ガイドシリーズとして、ギネス世界記録にも認定されたるるぶだからこそ、情報量や分かりやすさを実感します。
オールカラーの図解やマップが分かりやすい
読んでいて楽しさを感じられるのは、オールカラーならではの魅力です。
地図の図解でも、地名の色分けや地域の特産物のイラストが描かれており、目で見て理解が進みます。
気候や、歴史の解説部分に、マンガテイストのイラストが掲載されているので“楽しく自然に”読み進めることができますよ。
都道府県の特徴がクイズやマンガで楽しく学べる
文章で解説されると難しく感じる、それぞれの地方の特徴が、ストーリー仕立てのマンガで紹介されています。
読み切りの短いマンガの中に、ギュっと大事なことが凝縮されていて、無駄がありません。
コミカルなイラストタッチと会話で、勉強という意識なく読み進められます。
得られるメリットをレビューと併せて解説します!
普段の読み物としてはもちろん、自由研究や受験対策にも良さそうな内容の「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」。
歌に乗せて、都道府県名ソングを歌う我が家の長男は、地理学習に苦戦中の一人です。
暗記だけにこだわっているため、地名を覚えることだけで精一杯な小学四年生の長男に、本書を読んでどんな反応を見せるか試してみました。
全ての漢字にフリガナ付き!地理の入門書としても最適
クラスの間で、様々なマンガの話題で盛り上がる中、我が子はマンガに興味を示しません。
その理由は、漢字の読み書きが苦手であることからきています。
そんな彼でもスラスラと読み進められるのは、全ての漢字にフリガナ付きだから。
思わず「ふふっ」と笑えるマンガ形式で、都道府県の豆知識やご当地情報がたっぷり含まれているので、自然と地理の知識が身に付きそうです。
自分の住む都道府県の魅力を再発見!
「田沢湖って、日本一深い湖なんだって」
「秋田犬って飼うだけじゃなくて警察犬にもなれるんだよ」
私たちが住む秋田県の特徴や「へぇ~!」と思うような豆知識がたくさん詰まっていて、自分の住んでいる地域がどんなところなのかを、再発見していました。
豪雪地帯の秋田県ですが、雪が降らない県もあることにびっくり!
住んでいるところによって気候が違うのも、学んでいないと分からないものです。
「冬に雪が降ってきたら、沖縄県に引っ越せばいいね」と、避寒地を調べだしていました。
壁に貼って使える大判ポスター付き
“日本の交通MAP”と“都道府県の名所MAP”が綴じ込み付録として付いてきます。
都道府県MAPは、大きさや形、位置といった日本の全体像が分かる地図です。
交通MAPについては、普段は車移動のため、様々な交通手段があることを改めて知った長男。
日本地図に描かれた高速道路や鉄道・新幹線、空港の位置を見て「とりあえず、なにかに乗れば日本全国行けるってことだよね!」と、彼なりに理解したようです。
乗り物好きな子どもが見ると、ウキウキするような交通網の図だと感じました。
「るるぶ 47都道府県」は旅行感覚で地理を学べる学習本
読み応えのある、ボリュームたっぷりな内容が詰まった「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」。
- 中学受験対策として学べる社会の教材を探している
- 日本地理が苦手な子どもに、楽しんで勉強ができるきっかけを与えたい
- 学習要素のあるマンガを読ませたい
このようにお考えの保護者の方に、おすすめしたい一冊です。
大人の私までもが「へぇ、なるほど!」と、勉強になるくらいのクォリティを感じました。
- 行ったことがない都道府県を興味を持ち、身近に感じる
- 都道府県の位置関係や大きさ、形や気候と基本情報がマンガを通じて自然と記憶される
- ただ覚えるだけでなく、クイズでの復習や豆知識までもが身に付き、地理に強くなる
このようなメリットが得られる一冊ですので、ぜひ親子で楽しんで読んでみてください。