勉強に役立つバトルカードゲーム「アトモン」で理科(化学)を学ぶ!

2019年2月に学研教育総合研究所が発表した「小学生白書Web版」によると、小学生の嫌いな教科ランキングの上位は“算数・国語・体育”という結果になりました。

しかし、同サイトの中学生での結果では“数学・国語・英語・社会・理科”と、小学生の間ではランク外だった“理科”がランクインしています。

この結果から、早いうちから理科に親しみを持つことが大切ということが分かります。

今回は5歳から遊べる化学のカードゲーム「アトムモンスター」を紹介!

理科が好きでも嫌いでも、まだ化学の存在を知らない幼稚園生でも、ゲームを通じて化学を楽しむことができるんです。

どんなカードゲーム?「アトムモンスター」の概要

化学を学べる「アトムモンスター(通称“アトモン”)」は、分子と原子をモンスターカードに見立て、それぞれを合成させてキャラクターを誕生させるゲームです。

例えば、炭素一枚に二酸化炭素を二枚組み合わせると「二酸化炭素分子」が完成します。

このように、様々な合成を成功させることで、高得点を目指していくというもの。

販売元であるtanQ(タンキュー)は“学びをエンタメにする”という思いのもと、小学生向け教育コンテンツの開発やサービスの提供をしています。

ゲームの対象年齢は5歳から大人までと、幅広い年齢層に対応しており、家族や友達同士でも盛り上がれそうです。

価格は2,000円(税込)で、楽天市場やAmazonから気軽に購入ができますよ。

子どもを夢中にさせる「アトモン」の特徴

バトルゲームは年齢性別問わず、誰でも一度はどっぷりと浸かった経験があるのではないでしょうか。

「アトモン」は、ハマればハマるほど知識が増えるカードゲームです。

ここでは夢中になれる3つのポイントを、紹介していきます。

3つの遊び方で学び方をステップアップ!

トランプでおなじみの「神経衰弱」から「バトル」、本格的な勝負が楽しめる「デッキバトル」と、年齢に合わせた3つの遊び方があります。

いずれも“原子と分子を合成に成功させる”という目的に沿って進めていくので、ゲームを繰り返していく中で、どんな分子が構成されているかが学べます。

多彩なキャラクターデザイン

化学式や原子番号は、ただ暗記するだけの配列と思われがちですが、これらをキャラクターに見立てることで、子どもの理解力は一気に進みます。

男女問わず「かっこいい!かわいい!」と飛びつくようなデザインの秘密は、人気少年漫画に連載経験のある漫画家が手掛けていること。

イマドキの子ども達が惹きつけられるポイントです。

全てのカードにQRコード付き!原子や分子をもっと知れる

手持ちのカードやキャラクター(原子・分子)に興味が湧いたら、QRコードから特徴を知ることができます。

動画内には、それぞれの原子・分子がアニメーションで分かりやすく説明されており、学習と感じさせない工夫が盛り込まれています。

遊んでみての商品レビューを紹介

まだ化学の存在を知らない、小学生男子ふたりが「アトモン」に挑戦してみました。

思えば母である私自身も、化学式は正直嫌いで、暗記すらほとんどできずに学生時代を終えてしまったという苦い経験の持ち主。

今回は小学生+大人の3人で「神経衰弱ルール」で遊んだ感想を、レビューします。

キャラクター(原子・分子)の説明は全部本当のこと?

ゲームを始める前から、一つ一つのキャラクターに見入る二人。

「このカードに書いている説明は、全部本当のことだよ」と伝えると「え、じゃあ体の半分以上は水って書いてるのは本当なの!?」と他のカードの説明にも目を通し始めました。

いつも何も考えずにひたすらオンラインゲームをしている彼らにとっては、注視したり、ゲームをする上で理解しなければならないルールを覚えることも新鮮です。

“なんとなく”で化学式をインプットできる!

うら向きにした原子カードを一枚めくり、おもてを上にした分子カードに足して分子を作れるかが勝負の、トランプとは違った神経衰弱ルールです。

“ヘリウムはくっつかないから失敗!”
“Oが二つでO2、酸素の誕生だ!”

こんな言葉が飛び交うのを聞いて、なんだかとてもかしこい我が子に見えてきてしまう、私でした(笑)

化学式を無意識状態でインプットしているとは知らないままに、原子や分子の名称を覚えられるのは、最大のメリットです。

「アトモン」は理想の勉強法!こんなゲームが欲しかった!

「対象年齢5歳以上とはいえ、内容的にちょっと難しいかも・・・」と感じていた心配をよそに、いつの時代も小学生はカードゲームが大好きなようです。

今回は神経衰弱ルールで遊びましたが、今度はステップアップしたバトルモードで遊ぶ気マンマンです!

年齢的に化学式を覚えるのはまだ先ではありますが、ゲームの中で分子や原子のキャラクターに親しみを持つことで、化学を身近に感じられる「アトモン」。

暗記に苦しみ、つまらなさを感じていた化学式を、こんなに楽しく覚えられるなんて・・・、

化学の勉強や受験真っ盛りの子どもだったら、きっと「こんなゲームが欲しかった!」と思うはずです!

3つの力がつく!化学を知る第一歩を「アトモン」で始めよう

「アトモン」は、化学を知らない子どもや、化学式をなかなか覚えられない中高生におすすめのカードゲームです。

“苦手”や“嫌い”を克服するためには“楽しさ”を知ることが“得意”や“好き”の近道なんだと、このカードゲームを通じて知ることができました。

今や民間学童施設や親子教室でも続々と導入されており、保護者が安心して子どもに夢中にさせられる、ゲームを超えた教材としても各所で取り扱われているようです。

いつもオンラインゲームばかりで心配している親御さんは、ちょっとしたプレゼントとして子どもに挑戦させてみてもいいかもしれません。

楽しさを通して化学式を知る“好奇心”、そこから深掘りしようとする“探求心”、そして勝負をしながら身に付く“集中力”が養われるカードゲームです。

化学に親しむ機会を与え、その面白さをぜひ、体感してみてくださいね。