勉強の本「漢字クロスワード&パズル」で国語と漢字に強くなろう

小学生の時間割を見てみると、毎日国語の授業があるのをご存知でしょうか。

一年生では、年間で300~350時間以上の時間を設定しており、国語がどれだけ学習

の基盤となるかが分かります。

言葉のコミュニケーションの基礎を築く上で「話す・聞く・読む・書く」が基本スキルとなりますが、この中で子どもが苦手とするのが「漢字」を書くことです。

  • 正しい書き順が分からない
  • 授業で習った漢字が覚えられない

このような悩みをサポートしてくれるのが「小学1・2・3年生の漢字クロスワードパズル」です。

遊び感覚で、自主的に“どんどん解ける”ため、漢字能力がしっかりと身に付きます。

楽しく続けられるポイントが詰まった本なので、ぜひ日々の学習に取り入れてみてくださいね。

小学1・2・3年生の漢字クロスワードパズルの概要

本書は、筑波大学附属小学校教諭である、青山由紀氏が監修しています。

「漢字を楽しく身に付けてほしい」

このような思いから、ゲーム性のあるクロスワードと、漢字の書き取りを融合させるという工夫がなされています。

全144ページ(※回答ページを含む)とボリュームのあるページ数に加え、A5サイズというコンパクトなサイズ感は、持ち運びにも便利です。

価格は990円(税込)で、全国各書店や、インターネットからの購入も可能。

対象は小学3年生までと長く活用できるので、復習や予習用のドリル本としてもおすすめです。

特徴とメリット

「色々なドリル本を与えてきたけれど、興味を示さなかったり途中で飽きてしまった」

家庭学習に取り入れるための教材探しは、子どもとの相性もあり、ぴったりの一冊を選ぶのはなかなか難しいものです。

そこで「小学1・2・3年生の漢字クロスワードパズル」をおすすめできる理由と、メリットを4つ挙げていきます。

読解、思考、想像力を総合的に養える

クロスワードといっても、ただ単に漢字を埋めればいいというわけではありません。

“たてのカギ”と“よこのカギ”を埋めるためのヒントを読み取り、考えることで、ひらめきが生まれます。

全てのカギが埋まった時の達成感は、次へのワクワク感にも繋がり、学習意欲を更に高めてくれる仕組みです。

この繰り返しで、国語力を総合的に養ってくれます。

3段階のレベル分けで徐々に漢字力を身につけられる

レベル1が1年生、レベル2が〜2年生、そしてレベル3は〜3年生で習った漢字です。

つまづいてもヒントや他の答えを頼りにできるため、“自分にはできない”と劣等感を持つことなく、学習を進められます。

回答ページには言葉の意味や保護者向けの解説もついており、どう教えていいか分からない親御さんにも安心です。

趣向を凝らしたパズル問題で飽きずに学習

反復学習で集中力が続かない子どものために「バラバラ漢字組み立て」や「画数パズル」、「漢字リレー」といった、ちょっとしたお楽しみページもあります。

子どもの様子を見ながらパズル問題に取り組ませるのも、おすすめの学習法です。

ページの最後には学年別の漢字練習欄もあるので、学習の終わりに取り組めば、家庭学習の補助的な役割もしてくれます。

自分で問題をつくることで漢字の定着を促せる

本書では応用として、自分でも真似てクロスワード問題を作ることを勧めています。

なぜならば、親子で問題を出し合うことで、遊びの延長から漢字の定着を促すことができるからです。

いつの間にか漢字がスラスラと書けるようになるだけでなく、自分で問題を作ることにより、思考力や想像力も育んでくれることが期待できます。

家庭学習に取り入れた感想

家庭学習に学校のドリルを取り出すと、急激にテンションの下がる小学2年生の我が子。

クイズが好きなので、抵抗なく取り組むことができました。

問題や文章に使われている漢字には、全てフリガナが付いているので、問題を理解するのもスムーズです。

復習も兼ねてレベル1から取り組ませましたが、簡単に思ったようで、あっという間に解いていきます。

2年生の問題でも、問題の出し方が易しいのもあり、つまづくことなく学習を進めています。

全体として問題が易しめなので、応用力やハイレベルなものを期待している子どもには不向きと感じました。

漢字が苦手であったり、読解力が身に付かない、絵本が嫌いな子どもにはぴったりです。

「小学1・2・3年生の漢字クロスワードパズル」で漢字を楽しむ子どもになれる!

学校に提出する家庭学習は、テストに向けての学習であったり、授業の予習復習が中心となるため「楽しむ」余裕がない子どもが多いように思います。

「小学1・2・3年生の漢字クロスワードパズル」は、国語の授業についていくのが難しかったり、テストで良い点を取れずに苦手意識が大きくなってしまった子どもにおすすめです。

クロスワードやパズルといった、ゲーム形式で読み書きの基礎を磨くことにより「漢字って楽しいんだ!」という気持ちを、芽生えさせてくれます。

3年生までに国語力の基礎を築くことで、他教科での読解問題への理解や、語彙力の向上にも繋がります。

タブレット学習や、YouTubeといった気軽に視聴できるサービスが多い中、間違った日本語や言葉を覚えてしまうことも多い世の中です。

私としては、書籍や本を通じて活字に触れたり“自分で書く”ことの大切さを、教えていきたいと思っています。

「小学1・2・3年生の漢字クロスワードパズル」を活用して漢字・国語を楽しめる子どもに変化させていきましょう!