体は大きく強く、そして迫力のある恐竜の姿に、魅了されているお子さんは多いのではないでしょうか。
絶滅の原因には諸説ありますが、6,600万年前に、恐竜は地球から姿を消してしまいました。
その後、長い歴史の中で世界中から化石が発見され、博物館などではその存在を鑑賞することができます。
そんな化石の発掘を、自宅で楽しめるのが「恐竜発掘キット トリケラトプス」です。
恐竜が好きだったり、科学や研究に興味のある子どもにぴったり!
この発掘キットを活用することで、集中力・考察力、そして解決力を身に付けることが可能です。
「恐竜発掘キット トリケラトプス」とは?
メーカーは、香港のエデュトーイ社です。
自然環境が少なくなってきた中、室内でも本格的なサイエンス体験ができるようにと、学習キットや知育玩具を販売しています。
販売代理店としては有名なボーネルンド社をはじめ、各ショッピングモールでも取り扱いをしています。
その他様々なメーカーからも、同様のキットが販売されています。
対象年齢は?
8歳以上の記載があります。
ノミやハンマー、ゴーグルなど、これらを使用するにふさわしい年齢として推奨されていると思われます。
とはいえ、砂を削る作業もあるため、保護者の方の見守りは必須です。
8歳以下のお子さんが遊ぶ際には、安全に配慮しゴーグルの着用をお忘れなく。
どんなことをするの?
付属されている岩石を、ノミやハンマーを使って削っていきます。
少しずつ現れてくるのは、誰もが知る恐竜・トリケラトプス。
発掘が終わったら、ハケで砂を落としパーツを組み合わせることでその姿が明らかになります!
実際のトリケラトプスの骨組みや姿を観察しながら、図鑑や本で調べることで、発掘体験が知識となり身に付きます。
遊ぶ上での注意点
ずっしりと重みのある岩石ブロックを、ノミやハンマーで叩き、削る作業が続きます。
新聞紙や段ボールを敷くことをおすすめされていますが、私は屋外で作業することを強くおすすめします!
なぜなら、砂の種類が粗く、飛び散る範囲と量は想像以上だからです!
掃除機で吸い上げるのも大変なので、後始末が心配な方は室内での作業は避けましょう。
また、飛び跳ねに注意をするため、付属のゴーグルを使用してください。
小学四年生の男児に実際に試してみました
室内で万全の準備をして作業開始したものの、砂の飛び散りが想像以上だったため、家の前で改めてスタートしました。
ノミやハンマーは軽量でケガの可能性も低い
誤ってハンマーで自分の手を打ってしまった!と、思わぬアクシデントがあってもケガのないよう、工具はプラスチック製です。
それゆえに、岩石ブロックを崩すには、長い時間を要してしまうのがデメリット。
「ねぇ、でっかいハンマーちょうだい!」と、フライング気味の我が子でしたが、途中で化石がみえてくると一気に集中モードに。
多少の使いづらさは大人が思うほど、不便に感じていないようでした。
力の入れ具合に気を付けよう
このキットは、丸々と化石が埋められているわけではありません。
頭や足、しっぽなど、それぞれがバラバラになって隠されています。
「早く出てこい!」と、つい力が入ってしまったようで、化石の一部にはカケやキズがついてしまいました。
こうした箇所があると、化石の組み立て時に、うまくはまらないことがあるのでご注意ください。
我が子は「ぼく、発掘や研究には向いてないみたい!」と、だんだん作業が雑になる姿・・・。
持ち前の大ざっぱな性格が、化石の状態に表れていました(笑)
採掘後の考察の結果は?
なんとか無事に、全てのパーツを発掘し終えました。
「ついでに本物のトリケラトプスの体重や、大きさを調べてみようか」と声を掛けたところ、まさかの「疲れたから休む。」の一言。
いくら休んでも、彼が休憩から戻ることはありませんでした・・・。
商品説明の中では組み立て後に、恐竜の特徴などを観察するように記載されていましたが、そこまでたどり着くことはできませんでした。
「恐竜発掘キット トリケラトプス」はこんなお子さんにおすすめ
- 一度、何かに取り組むと黙々と作業できるタイプ
- 細かく手先を動かすことに抵抗がない
- 研究や調べ学習が好き
「恐竜発掘キット トリケラトプス」は、このようなお子さんにおすすめできます。
我が子は上記には当てはまらないものの、発掘自体は楽しく作業していました。
発掘からさらにワンランクアップして、恐竜のことを調べたり知識を深めたりできれば、更にいいですね!
日常生活では味わうことのできない発掘体験を通して、集中力や調べ学習を通しての解決力が身に付く「恐竜発掘 トリケラトプス」。
細かい作業や、コツコツと取り組むことで、恐竜が完成したときの嬉しさが達成感にも繋がります。
小学校低学年でも、保護者の方と一緒であれば十分に楽しめるのでぜひ、この機会に親子で発掘体験をしてみてくださいね。